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日本の物価と経済はこれからどうなる?・・日銀と米国の思惑 (絶好調の岸田首相は「裸の王様」? その②)(2023年7/3)

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絶好調の岸田首相は「裸の王様」?そして今後の物価は? その①(2023年7/2)


昨今の岸田首相の、海外への円の大量のバラマキには、実は日銀(と米国)の思惑が反映されています。

①政府が円を海外に大量にばら撒くと、円の国際的な価格が下がって円安になります

②円安になると、輸入品の価格が上昇して物価高になります

米国の場合は、過去、自国のインフレを抑制をするために、何度も利上げを実行してきました。



③日銀も今回は利上げを敢行する可能性があります。


日銀の前総裁である黒田氏の時代には、利上げが殆ど行われませんでした。

利上げを避けることで、高齢資産家たちの資産を守っていたと言えます。

利上げを避けるために、デフレを維持してきたと言えるのです。




日銀総裁が黒田氏から植田氏に変わり、この政策自体が変更された可能性があります。


つまり、植田総裁の日銀では、


円安によるインフレになると、国民の生活は苦しくなり、資産価値も棄損されるので、インフレは良くないという理由で、利上げに踏み切る可能性があるのです




この①~③の流れには、実は以下の「真の目的」があるのです。



真の目的は、個人や企業の内部留保を吐き出させること


植田総裁の日銀は、現在、インフレの状態を見ながら、利上げをするタイミングを見計らっています。

インフレにする目的は、個人や企業内に貯まっている多額の内部留保資金を、吐き出させたいからです。


そして、利上げをするのは、インフレによって棄損された円の価値を取り戻す為なのです。



同じ日銀総裁でも、黒田氏と植田氏とでは世代が異なるので、守るべきものも違って来るのです。

黒田前総裁が利上げを避けて、富裕層の資産や日本の企業を守るために市場介入した結果、国民の年金資金が現在、足りなくなってしまったのです。


だから資金を確保する必要があるのです。


表面上、如何に日本市場に悪影響を与えずに、高齢資産家や企業の内部留保を吐き出させるかが、今後の植田日銀の腕の見せ所になっています。


なぜ、内部留保を吐き出させる必要があるのか?

1)年金資金の不足を補うため

ともう一つ日本の停滞した経済を何とか立て直す目的があります。



2)経済の荒療治「日本経済の活性化」                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                              


現在の日本では、個人資産も含めて企業などに多額の保留資産が積みあがっています。


このような貯め込んで使われていない資産が増えるに比例して日本経済の停滞は悪化します。


貯め込んで使われない資金が大量にある経済は、血液がドロドロになった血管の様なもので、循環が悪くなってやがて壊死していくのです。


この資金の留保による経済の停滞によって、一般企業のみならず、今や金融機関にまで合併、吸収、倒産が相次ぐようになってきました。

金融界の破綻倒産が続くと、結局、資産家の資金も強制的に回収されることになり、資産が目減りします。



故に、企業、富裕層の内部留保資金を吐き出させて、市場に回して日本経済に揺さぶりをかけ、活性化しようとしているのです。


政財界の高齢資産家は「荒療治」を迫られている


自分たちの資産を守るために、長い間日本市場をデフレにしてきたのですが、ここに来てこのままでは、今後の自分の資産が守られない現実に直面したのです。

今、自分たちの資産を守るための経済の荒療治を迫られているのです。


その③に続く 「高齢資産家とイノヴェーションが遅れた企業に迫る経済の荒療治&日銀と米国の思惑」


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