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「高齢資産家とイノヴェーションが遅れた企業」に迫る「経済の荒療治&日銀と米国の思惑」(絶好調の岸田首相は「裸の王様」?その③)(2023年7/4)

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絶好調の岸田首相は「裸の王様」?そして今後の物価は?その①

日本の物価と経済はこれからどうなる?・・日銀と米国の思惑(絶好調の岸田首相は「裸の王様」?その②)



その②で以下のことを述べました。


岸田政権が、海外に円をバラ撒く

円安になり、物価が高騰する

円の価値を取り戻す(円安を元に戻す)ために、日銀が利上げをする可能性がある

以上の①~③の真の目的は、個人や企業の内部留保を吐き出させるため(経済の荒療治)ということを説明しました。


そして内部留保を吐き出させる目的は、


1)年金資金の不足を補うため

2)日本の経済を活性化させる(荒療治)のため


ということを説明しました。


そして、この荒療治のために内部資金を出させられるのは、高齢資産家とイノヴェーションが遅れた企業なのです。

                                                                         

なぜそうなるのでしょうか?

なぜなら、日本の高齢資産家と企業は、投資に疎い傾向があるのです


いざという時のために資産を金融機関などにため込んで、投資せずに使わない傾向があるのです。

貯め込まれた資産は、凍結状態となって市場に出ることはなく、全く流通しない数字上だけのお金になります。

流通しないお金は、市場にとっては役に立たないお金です。

社会経済にとっては死んだ資産になっています。



そして、イノヴェーションが遅れた企業の中には、新しい技術の開発や、技術の継承に投資せずに、ひたすら資金だけを貯め込んでいる企業があるのです。



ゆえに、貯め込んだ保留資産が多ければ多いほど、日本市場が停滞して衰退する仕組みになっています。


日本経済に活を入れて活性化すべく

日銀と米国は、保留資産を吐き出させて市場に回そうと画策しています

特に米国は、中国が円を大量に買い込んで日本経済に依存しているのを逆手に取り、円安にすることによって中国経済に打撃を与えることを狙っています。

(米国の予想に反して現在・・2023年7月初頭・・円安を恐れた中国が、ため込んだドルを大量に売りさばいて抵抗したために、円高に傾いています。今後、どうなるでしょうか?・・・・米中経済戦争のさなかなのです。)



②の円安によって輸入品の値段が上がり、物価が上がると、高齢資産家も企業も、資産を吐き出さざるを得なくなります。


そうなると

③日銀は、円高にするための利上げを高齢資産家、企業から反対されなくなります


そして、利上げをすると利息が高くなるので、企業が金融機関から借金をしにくくなり、内部から吐き出して賄うようになります。




これによって、高齢資産家とイノヴェーションが遅れた企業から内部留保を吐き出させることが出来るようになるのです。



利上げとは市場から日銀が資金を吸い上げること

マイナス金利になると、金融機関が日銀に資金を預けると損をします。だから、日銀に預けなくなります。

一方

利上げをすると、金融機関が日銀に資金を預けると得をするので、日銀に預ける量が増えます



ゆえに、利上げをすると日銀の資産が多くなるのです。

つまり、日銀が市場から円を吸い上げることになるのです。


円が日銀に集まると、市場の円が少なくなるので、円高になるのです。

この状態は、丁度日銀が国民から資産を吸い上げている状態になるのです。


だから利上げとは、日銀が市場から資金を吸い上げることなのです。



経済が停滞しても、資金を吸い上げられても、どちらに転んでも国民は豊かになれません


結局、日銀に出来る経済対策はここ迄で、これ以上のことは本来政治で解決するしかないのです。

この日本の経済が低迷している状態は、元々政府の失策なのです。



その④経済低迷の根本原因は、政府の失策・・に続く

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