チャネリング 社会情勢

これからの日本にとって最も大切なことは? 歪んだ個人主義が国を亡ぼす(2022年7月5日)

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【質問】

日本は今後、米中に挟まれてどちらからも厳しい要求をされ、大変な状況を迎えそうなことが分かりました。

そうならないようにする為には、日本国民はどう行動すればいいのでしょうか?

【答え】

今は、隣国による侵略を心配する前に、もっと優先して取り組むべきことがあります。

それは、「少子化問題」です。

日本という国家にとっては、何よりも「少子化」が深刻な問題であることを認識せねばなりません。

「国民の数=国の力」だということを真剣に考える必要があります。

それでは、日本の少子化を防ぐ、最も効果的な方法を述べます。

それは、

「国民から主権を剥奪する事」です。

もちろん非現実的ですが、それ位しないと日本の少子化は止まりそうにありません。

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【日本の少子化の原因】

国の維持や発展に興味のない国民が、主権を握ってしまったことが原因です。

過剰な個人主義が国民に浸透し、さらに過剰な主権を手に入れた結果、少子化が促進したと言えます。

だから、主権を剥奪してお上(おかみ:政府)の指導に従うように国民を再教育すれば、改善されようというものですが・・・。

お上がだめになった最大の理由は、国全体の個人主義が強くなり過ぎたからです。

つまり国民が豊かになり過ぎて、分不相応の富を持ち過ぎたからなのです。

本来、

富には責任が伴うものなのですが、責任感の無い人たちが富裕層になってしまったのが原因です。

もし、

お上に従わなければ、民が路頭に迷うような時代であれば、しっかりお上の意向に皆従うのですが、

豊かな時代になり、その上個人主義が蔓延して自分さえよければ良い時代になったので、国の事など考えなくとも食べていける時代が少子化を作った、とも言えます。

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【日本は家族主義から個人主義に変化した】

子孫や社会に対して貢献する責任を感じない「個人主義」が、国全体にまかり通ることによって、少子化が進みました。

昔の子どもが多かった時代には、

人々が、地域のコミュニティに属しており、自分の存在感を強めるためにも自身もコミュニティ(家族)を作ろうとする傾向が強かったのです。

特に農業などは、コミュニティに属さなければ、一人ではやっていくことが出来ませんでした。

コミュニティに属さずに一人でも仕事が出来るようになり、一人で暮らしていける時代になったために、コミュニティを作る必要が無くなり、家族や子供も作らなくなったのです。

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【日本における結婚観の変化】

(昔)・・・生きていくために、自分の個人的な都合よりもコミュニティに合わせることを最優先する。コミュニティに属するために結婚する。

(現代)・・自分自身の欲の都合を最優先して相手を選ぼうとする。

この結婚観の変化は、日本全体が豊かになり過ぎて個人が資産を持ち過ぎたことが原因となっていますが、その資産を持っている層は、若者ではなく、企業のトップの資本家たちなのです。

資本家は、自分の資産を守ることが最優先になっており、その資産を全体に貢献するために使おう、などどいう気が微塵も無いことが最も問題なのです。

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【日本社会の質の変化】

(昔)・・・人々が豊かになることを目指して一生懸命に働いた。自分が属するコミュニティを強くするためにも子供を増やして栄えたのです。

(現代)・・企業のトップが自分自身の富を守ることが理念となっている。これは、彼らの個人主義から来ている。

現代の個人主義によって、国がどんどん力を失って衰えていくのです。

ここで、質問です。

【質問】

日本の社会が、コミュニティ主義から個人主義に変質することによって、結果的に少子化が進んでいるのは良くわかりました。

この日本の個人主義は戦後、米国の進駐軍からもたらされたものだと理解しています。

欧米では古来より個人主義だったと思うのですが、なぜ新米個人主義の日本が特に少子化に見舞われているのですか?

欧米の個人主義とどう違うのですか?

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答え

【欧米と日本の個人主義の違い】

日本は、資本主義の歴史が浅いのです。

古くから企業もあったようですが、それは全て家族的なコミュニティ的なものでした。

そして、

日本は何より、敗戦によって国の指導者を失ってしまいました。

さらに、

米進駐軍によって、コミュニティ主義だった国家を、強制的に民主主義の個人主義に変えさせられました。

ところが、

日本人は、民主主義、個人主義の何たるかをいまだに理解していないのです。

言ってみれば、民主主義では途上国レベルだということです。

例えば、

米国の企業において、上司が部下をブラックにずさんに扱うと、部下が暴動を起こして上司を銃殺することすらあり得るのです。

このように、

個人主義においては、下の者もちゃんと上に向かって自己主張をするものなのです。

だから上の者は、常日頃下の者にも目配りをして、不満を持っている場合は早いうちに問題を解決しなければならないのです。

そのことが自分自身の命と資産を守ることにもつながるのです。

一方、

それに比べて日本の企業においては、上司の命令は絶対で部下は反抗することなく従います。

そして自分の不満から上司を突き上げたり、暴動を起こすことはありません。

つまり、日本においては、

自分のために上に対して自己主張をすることが殆ど無いのです。

また、

日本人は、目上の人を立てることに美徳を感じるため、こうなってしまうのですが、これでは片手落ちの歪んだ個人主義になるのです。

下からの突き上げの無い日本企業の上司たちは増長して、下の人たちの事を考えなくなり、好き勝手をし始めるのです。

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こうなる原因の一つは、日本人全体が社会福祉(健康保険、年金など)にしっかりと守られているので、危機感が湧かないことも有るでしょう。

しかし、この状態が続いて少子化が進み、国が衰えてしまうと、その社会福祉自体が無くなってしまうことになりかねないのです。

                          

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