ホストにはまって人生を破壊しない為に必要なことは・・No.1「お金の管理能力」
ホストにはまって人生を破壊しない為に必要なことは・・No.2「子どもの伸びしろ」
ホストにはまって人生を破壊しない為に必要なことは・・No.3「お金の管理は、健康や命の管理に等しい」
【質問】
ホストにはまる人の中には、ホストに依存して自分自身でお金や健康を管理する能力が身に付いていない人がいることが分かりました。
そしてそれは子どもの頃からの教育に問題があることが多く、子どもの困難や挫折の体験を親が先回りして解決してしまうのは、子どもの成長の体験と機会を奪ってしまう事だとわかりました。
子どもの頃から色々な体験をさせて、しっかりと見守りながら少しづつお金の管理能力を身に付けさせることが「手塩にかけて育てる」ことになるのだと、理解できました。
それでは、お金の管理能力を身につけられないまま大人になってしまった場合に、後から管理能力の身に付けられますか?
【答え】
お金の管理能力を身に付けないまま大人になってしまった場合には、例えば特別な環境に身を置くことで克服することが出来ます。
それは、サバイバルを経験するという荒療治です。
例えば、誰にも頼れない大自然の中で身一つで生きていくなどです。
このサバイバル環境では、あらゆることに対して的確な判断が求められます。
判断するためには、自分でよく思考することが必要です。
思考するためには、出来る限りの情報を集めて全方位的に考えることが必要です。
このように判断力を身に付けるためには、サバイバル生活が打って付けなのです。
この判断力が身に付けば、どんなことに対しても管理する能力が自然と培われます。
この判断するための思考とは、言い替えれば哲学に繋がるものです。
日本には哲学教育が一切無いことが問題です
戦後の日本の教育において、哲学がすっかり影を潜めてしまいました。
哲学の科目が一切ない上に、成績にも全く反映されません。
つまり、現代の日本の教育制度では、自分の力で考えることが全く奨励されない上に、評価もされないことになっているのです。
こういう教育で育った人は、哲学が理解できないようになります。
この傾向は、人としての思考力が劣っていることになるので、大変問題なのです。
哲学が理解できないと、人としての生き方が即物的で薄っぺらなものになりがちです。
その結果として、現代日本人の傾向は、
人生の目的が「ひたすらお金を稼いで貯め込む」ことになり、身を滅ぼすまでそのお金を「使い果たす」ことが生きる目的になっている人が多いのです。
哲学が理解できないと、精神に未成熟な部分ができます
つまり「生きていくために必要な道徳や指針」が身に付いていないために、お金ならぬ人生のマネージメント(管理能力)も欠落している人が多くなるのです。
このように、日本の大学入試までのペパーテスト方式は、考え方を学ばせない劣った教育方法だと言えるでしょう。
昨今の日本政府の「円の海外ばら撒き」を見ていると、その象徴のようにお金の使い方(管理方法)が分かっていないことが分かります。