【質問】
自分に対して持っている印象のことを「セルフイメージ」と言います。
このセルフイメージによって、人生に対する自信の有無が作られて、行動にも影響を与えていると思います。
後ろ向きなとらえ方や自信のない行動を変えるためにセルフイメージを改善して、自信のある積極的な人生にするのには、どうすればいいですか?
【答え】
一般的に言うセルフイメージが低い場合とは・・
セルフイメージが低い人には色々なパターンがある
【①自分自身の身なりや態度・格好に対して全く無頓着で周囲を不快にしても気が付かないタイプ】
このタイプの人は、気が付かないというよりも分からない、認識が出来ないと言った方が当たっています。
例え、知能が正常でも、自分の身なりや態度・格好に全く注意が払えない、払う能力が欠けているタイプです。
自分の体の清潔さや体臭などが乱れていても、気が付けないのです。
つまり、その部分の能力が生まれながらに欠けているタイプで、改善が難しいタイプです。
【②自分の身なりや態度・格好に構わない主義者のタイプ】
このタイプの人は、自分の身なりや態度・格好に注意を払う能力はあるのですが、自ら払わない主義なのです。
意図的に身なりや態度・格好を無視するタイプと言えます。
能力の一部が欠けている①タイプよりはまだ改善の余地はありますが、見た目はほとんど変わりません。
以上の①②タイプの人たちが、セルフイメージが低い人たちなのですが、彼らのセルフイメージが低い理由は、周囲の人たちから低いイメージで見られてそう扱われるからなのです。
つまり
セルフイメージとは、実は周りの人たちからどう見られてどう扱われるかによって決まるということです。
不潔な悪臭の漂う身なりでは、どんなに内面を変えても周囲の人に与えるイメージは変わりにくいでしょう。
つまり、どんなに引き寄せの法則でメンタルを変えても、肝心の身なりや態度・格好が悪いまま変わらないのでは、セルフイメージを変えることは難しいのです。
意外なことに本人のメンタルとセルフイメージはあまり関係がないことになるのです。
セルフイメージは、自分の身なりや態度・格好を整えなければ変わりません
ここまでで「セルフイメージ」とは、自分自身の身なりや態度・格好を他者が判断した評価によって決まることが分かります。
そうなると自分に出来ることは、自分の身なりや態度・格好を整えることだけです。
それでは、②の「自分自身の身なりや態度・格好に構わない主義」は、いったいどんな風にいつの間に作られるのでしょうか?
セルフイメージは後天的に作られる
他者からの評価によって決定されるセルフイメージは、その人の立場や地位によって後天的に作られたものです。
それは後天的にどうやってつくられたのでしょうか?
特に【②能力的には問題がないけれども、身なりを構わない主義】とはどんな環境から作られるのかを見ていきます。
❶「周囲の人たちが身なりや態度・格好に無頓着な環境」で育つと、本人も無頓着になります
子どもの頃から、家族や周囲の人が身なりや態度・格好に無頓着な環境に育った場合は、本人も無頓着になる可能性が高いです。
この場合は、育った環境から学んだとも強制されたとも言えます。
このタイプの人は、周囲の雰囲気や空気を読む能力が高く、人を持ち上げたり自分の受けをよくするために対応するのは得意ですが、
自分自身を持ち上げるのは、若干苦手の傾向があります。
だからこそ周囲に合わせて無頓着になれるのです。
❷「自身の身なりや態度・格好」にも「他者の身なりや態度・格好」にも無頓着な人は、我を通すタイプです
「自分自身の身なりや態度・格好」にも「他者の身なりや態度・格好」にも無頓着な人は、実は周囲の環境や人の状態をちゃんと読めるタイプです。
そして、自他ともに無頓着であることを強要する渇愛(タンハー)を持っています。
この渇愛(タンハー)を持っている人は、「自分と周囲の人全てが、身なりや態度・格好に無頓着であることが正義である」と思っており、その環境や立場に執着して、その状態を周囲に強要する我を通すことが好きなタイプです。
これは、特定の身なりや行い以外を禁じるような宗教・思想の強権力に通じるものがあります。
このように、セルフイメージでは、周囲の人との人間関係が重要な要素だということが分かります。
セルフイメージは人間関係によって作られるものです
これまで見てきたようにセルフイメージは、自分が周囲をどう思っているか、どう思われているかによって作られていきます。
つまり、その人の人間関係がセルフイメージを作り上げるのです。
ゆえにセルフイメージとは、人から与えられているものなのですが、自分自身がその人に与えているものの反映とも言えるのです。
極論すれば、他人を介して自分が作り出しているともいえるのです。
「自分自身が周囲をどう思っているか」と「周囲からどう思われているか」がコインの表裏のように一体になっていると言えます。
このことは環境と人が読めないタイプの人(能力の一部が欠けている者)には理解が難しいところですが・・。
このことから、セルフイメージを変えたい場合は、まず自分の考え方や行動(身なり・態度・格好)を変える必要があることが分かります。
そのためには、以下の3つの条件があります。
セルフイメージを変える3つの条件とは
1⃣付き合う人を変える
身なりや態度・格好を構わないことを自他ともに強制するような人といつも一緒にいても、セルフイメージを変えることは出来ません。
こういう場合に付き合う人のタイプを変えるのは、有効な手段です。
無頓着を強要する人が周囲からいなくなれば、以下の2⃣が可能になります。
2⃣身なりや態度・格好を変えて他人に与えるイメージを変える
他人から見える自分のイメージを変えるためには、身なりや態度・格好を変えることが重要ポイントになります。
これが俗にいうイメージチェンジです。
自分自身を変えることに成功できれば、以下3⃣の深く高度な変身にチャレンジ出来るようになります。
3⃣自分自身の考え方や習慣を省みてカルマを変える・・人生そのものを変える
自分の執着によってその立場(無頓着であること)に固執していると気が付いた場合は、自分自身の価値観を変えることが重要ポイントになります。
価値観を変えるというのは、自分の考え方や見る目を変えることであり、これによってカルマを解くことが出来ます。
この方法は、最も深く根源的な対処法で、あらゆるカルマの解消法に通じるものです。
カルマが解消できれば、人生全体が変わります。