【質問】
台湾が戦場になるかもしれない・・という話が出ています。
本当でしょうか?・・・心配です・・・
それは、「米中戦争」という事ですか?
台湾はどうなりますか?・・・そして日本は?
【答え】
米中戦争が台湾を舞台にして起こる可能性はありますが、それはガチンコのリアル戦争ではないかもしれません。
台湾を舞台にした政治デモやクーデターの形をとる可能性もあります。
米国としては、今のところやる気満々です。
これは、台湾から半導体資源を収奪することが目的です。
台湾を潰して半導体の生産拠点を米国に引き上げる狙いなのです。
そのメリットは大きく、特に以下の3点が重要なポイントです。
①現在は、台湾から半導体技術の秘密が中国にかなり漏洩しているが、それを防ぐことが出来る。
②そうなると、中国から半導体製造のチャンスを奪うことが出来る。
③半導体の工場が米国内に出来ると、大量に余った移民の雇用の確保につなげることが出来る。
現在、中国が同じように台湾の半導体の技術を狙っているのが分かりながら、易々と取られてしまう訳にはいかないのです。
米中戦争のパターン
その台湾を舞台にした米中戦争は、以下の様な複数のパターンで展開する可能性があります。
①中国が半導体を狙って直接台湾に攻め込むことによって米中戦争が勃発する場合
この場合は、台湾が本当に戦場になってしまいますが、現在中国が米軍にビビっているので攻め込むかどうかは未知数です。
②もし、中国が台湾に侵攻しない場合には、米側が中国戦をでっちあげる可能性があります。
その場合は、台湾において中華系の民族(米国が送り込んだ中国人のスパイ)にクーデターを起こさせて、それを鎮圧するために米軍が乗り出すことになるでしょう。
この手法は、中国においては白紙革命(米側が送り込んだスパイによるデモ)として未遂に終わっています
実は、「ロシア・ウクライナ戦争」において、ネオコン(米国の戦争屋、軍需産業)は多大な利益を上げることが出来たのですが、
米国家本体としては、思っていたほど利得が出せなかったのです。
なぜなら欧州を完全に味方に引き入れることが出来ず、相変わらず彼らは今でもロシアのエネルギーを頼っているからです。
米国が欧州に十分なエネルギーを供給出来なかったので、欧州とロシアを分断することに失敗しました。
そして、今後もできる見込みが無いのです。
こういう事情から、米国は今後は半導体の確保に照準を変えようとしているのです。
米中戦争になると日本はどうなるのか
沖縄から直近の台湾を舞台とした戦争が起これば、日本にも大きな影響があるのは当然の成り行きです。
①中国が台湾に直接攻め込んで米中戦争になった場合は、沖縄も当然影響を受けます。
そうなると、日本も何らかの戦争被害を被る可能性があります。
残念ながら人命にも関わる可能性があります。
②もし何らかの理由で台湾でクーデターが引き起こされた場合は、日本は傍観するしかありません。
しかし、米国から多額の資金を強要される可能性があります。
そうなると、政府が国民に増税をお願いすることになるかもしれません。
結局、戦争が起これば、何れにしても何らかの大きな影響を受けることになるでしょう。