障害が有って働けない人、働かない人 No.1(2024年3/15)
上の記事の続きの解説になります。
①障害者の障害のレベルによって問題は異なるのか?
現在、障害者と言われる人々は、手厚い福祉によって生活が保障されています。
そして働けない障害者にお金を支給したり介護するための企業が出現することによって、健常者の仕事が作られる面があります。
さらに、働けない障害者は純然たる消費者になります。
ゆえに、その福祉から得た(稼いだ)お金を消費することで、働けなくとも社会にお金を巡らせて社会貢献が出来ることがNo.1で述べられていました。
しかし、その福祉を受けられない障害者がいます。
それは、以下の様な軽度の障害者です。
障害が軽いために障害認定されずに福祉の恩恵が受けられないのですが、明らかに障害からくる困難によって仕事を上手くこなすことが出来ずに、仕事が長続きせず失職してしまうような人がいます。
こういう人たちは、福祉の恩恵から漏れている人々と言えます。
彼らは、障害があるために仕事に問題を抱えやすく、健常者と比べられると首になりがちです。
彼らは、福祉を享受することが出来ないので、お金を稼ぐことが出来ず、食べ物にも困るようなことになりがちです。
結局、障害が重い人ほど福祉からお金を稼ぐことが出来、軽い人ほどお金が稼げない不平等があります。
しかし一方、社会保障を十分に享受できる障害者の中でも、自分でお金を管理して自分の為に使えないような、重度の寝たきり状態の場合は、今後の心配があります。
もし、日本の少子化がこのままドンドン進んでしまった場合は、福祉に回せる人材が不足して十分に手が回らなくなる可能性があり、寝たきり状態の障害者が今までの様な手厚い介護を受けられなくなるかもしれません。
以上のように、障害によって受けられる福祉に優劣があり、軽いほど割を食うのですが、余りにも重いときは将来的に不安があるということになります。
②なぜ健常者と障害者の括り(くくり)が無意味なのか?
①の事実を鑑みるに、お金を稼ぐことに関しては、障害者や健常者という括りは意味か無いことになります。
障害者の中でも
福祉からしっかりとお金を稼げる人もいれば、福祉の恩恵に与らずにお金が稼げずに食べるのにも困る人もいます。
健常者の中にも
偶然に大金を手にする者や、仕事を得られる者と得られない者や、諸事情によって働けずに困窮する者もいます。
これらのことから、お金を稼げるか稼げないかの違いは、障害者の中にも健常者の中にも変わらず存在しており、障害者と健常者に括るのは、無意味だということが分かります。
③働かない障害者よりも社会を害する人とは?
一般的に、福祉を享受する障害者が働かないのは、社会のお荷物になるのでよくないと思われているようですが、そんな障害者たちよりもずっと社会にとって害となる人たちがいます。
それは、企業の中で働いている振りをして働かずに高給を貰っている健常者です。
彼らは、責任のあるポストにいながら仕事を停滞させつつ高い給与をもらうので、企業の足を引っ張ることで社会に与える影響が大きく、働かない障害者の福祉費用などとは比にならないくらい、社会に対して害を及ぼすのです。