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障害が有って働けない人、働かない人 No.1(2024年3/15)

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【質問】

働かないニートの記事を読んで、働くことができない(または難しい)障害者については、
どのようなことが言えるのか気になったため、質問をさせていただきます。

「障害があって働けない人」のうち、

(1) 働こうとしても障害があるため、働けずにいる障害者(それでも働こうとして頑張っている障害者)
(2) 働こうとしても障害があり、働くことができなかったため、働くのを諦めた障害者
(3) 意志さえあれば働くこと(職業訓練をすること)ができるが、そうすることを一切せず、現状に甘んじて楽をして生活をしている障害者

には、どのようなカルマが働いていますか?教えていただけますと幸いです。



【答え】

先ず、質問者の質問の前提となる「障害者に対する捉え方」が、既に過去のものとなっており、現状とは合わなくなっています

質問者は、

障害者が働かずに社会のお荷物になることは、良くないことである。できる限り働くべきである。」

という考えを持っているようです。


しかし、それは古い時代の考えです。

昔と今では社会における障害者の立ち位置が「逆転」しています。「カルマの反転」が起こっているのです。




今と昔の「障害者の立ち位置」は異なっている


【昔の障害者】

歴史的に、食べていくのがやっとの時代が長く続いてきましたので、食べ物が生きていくために最も大切なものでした。

ゆえにそういう時代では、「働かざる者は食うべからず」が常識で、食べ物を獲得するために働くことが当たり前でした。

当然、国民の大半が農業に従事していました。


当時は、農業技術が未発達で生産性も低かったので、少しでも食べ物を多く作るためには、例え非力な障害者でも役に立つ人材として求められたのです。

つまり、障害者といえども、何らかの形で出来る限り農業に関わることが善行とされました。




【現代の障害者】

今は飽食の時代です。

食べ物が余っている社会では、人々は食べ物を生産し獲得するためでなく、お金を稼ぐために働きます


外国産の安価な食料がたくさん輸入されるために、国内産の高い食物の需要が減り、そのために農業従事者が激減しました。


現代は、食糧が有り余っているので、障害者が農業に貢献することを求められない時代です。



また昔と違って、障がい者に対する福祉が手厚くなっており、働かなくとも生活が出来るようになっています。

この手厚い福祉を受け取りながら、障害者がどうすれば、社会に貢献できるのかが、最も重要な問題になります。



現代は、障害者が働くことが「社会貢献」にはならない時代です



現代の人が働くための目的は、一般に

①お金の為

②社会貢献の為

と言われています。


しかし現代は、生産性が高くモノ余りなので、働いて生産することが「社会貢献」になるような社会ではなくなりました


それでは質問にあるような、働きたいけれど働けない又は働きたくない障害者は、どうあればいいのでしょうか?


障害者が働くと生産性が下がる


現代のように生産性が高く物が余っている社会では、必要な仕事の数そのものが限られてしまいます

その限りある仕事に、一人前に働けなかったり働きたくない障害者が就いて働けば働くほど、全体の生産性が残念ながら落ちる可能性があります。


さらに、健常者や優秀な者が本来収まるであろうポジションを、障害者が奪うことになりかねません。

さらにそのポジションが、社会にとって重要ポジションであればある程、生産性も比例して下がることになります。


そうやって生産性が下がれば、社会が貧しくなっていきます



本当は働けない又は働きたくない障害者は、働くことよりももっと社会貢献できることがあるのです。

障害者が、お金を社会に循環させることが最も「社会貢献」になるのです



現代は汗をかいて働くことよりも、お金を稼ぐことの方が、重視されます。

稼ぎ方は色々ありますが、そのお金を社会に循環させることが最も社会貢献になる時代です。


現代は、富の偏在が起こり、社会全体が循環不全を起こしている状態です。

お金という社会の循環装置が故障しているゆえに、循環を円滑にするためにはどんどん消費する(お金を使う)必要があるのです。



ゆえに現代の働けない障害者は、福祉によって生活が守られているので、むしろ働かずにひたすら消費してお金を社会に循環させた方が、社会貢献になる面があるのです。

なぜなら、障害者関連の福祉事業は、多くの働くポストを健常者に与えることが出来るからです


ゆえに、働く気が無くてさぼっている障害者も、福祉によって得たお金を社会に循環させている限り、全く問題が無いことになります。



障害者が最もお金を稼げる方法



現代は、障害者が健常者のように働けなくとも、手厚い社会保障を受けて消費する方が、他の健常者や社会のためになります。

これは、カルマの反転の一つで、

昔の障害者は、頑張って働いても食べていくことが難しかったのですが、現代では働かずに福祉を受けた方が、社会貢献できるようになっています




以上のことを前提に考えると、質問者の質問の内容が、全て覆る(くつがえる)可能性があります。


質問者は、障害者が働かないことを問題にしていますが、それは昔の話で、現代社会ではお金を稼げないことの方が問題になるのです。


さらに、お金を稼ぐことに焦点を絞って考えると、現代においては「障害者」という括りそのもの自体が無意味になるのです。





以下の疑問については、次回解説いたします。



①なぜ健常者と障害者の括りが無意味なのか?

②障害のレベルによって問題は違うのか?

③働かない障害者よりも社会を害する人とは?

等について

障害があって働けない人 、働かない人 No,2  に続きます。

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