【質問】
上の記事において、「亡くなった人から遺族にカルマが引き継がれる」という話が出てきますが、どういう過程でカルマが引き継がれるのですか?
【答え】
人が亡くなると、その人が生前行ってきた習慣や業績、立場を受け継ぐ人が現れるものです。
つまり、人が亡くなるとその人関連の「穴」が出来ます。
すると、その穴を埋める人が出てくるということです。
そうなると、受け継いだ人は亡くなった人のカルマを引き継ぐことになるのです。
そして、その亡くなった人の「立場」を引き継げるのは、同じカルマを持った人になるのです。
「立場」というのは、それに合うタンハー(渇愛=行動の傾向)が、発揮できる環境です。
だからその「立場」でこそ発揮できるタンハーを持った人がそこ収まると、水を得た魚のようにカルマを積み上げ始めます。
だから亡くなった人の立場を相応しい人が受け継ぐと、カルマも受け継ぐことになるのです。
カルマは物質(物理的なエネルギー)です。故に死後、霊界には持っていけません。
言い換えれば人が物質界で行ったこと全てがカルマとして残されます。
「カルマ」は物質界において人が行った「因果」によって作り上げられた「応報」なのです。
だからカルマは死後、この世に残されるのです。
親から子に引き継がれるカルマ
子どもは、親から考え方、世渡り方法、哲学、作法などを教育されます。
そうすると子どもは、親と同じような考え方を持つようになります。
そして同じような行動をするように習慣づけられます。
そうなると、同じカルマを積む様になっていくのです。
このようにして、カルマは考え方や生活習慣の一致から受け継がれるようになります。
社会的地位や家系のカルマ
【○○病院長という立場のカルマ】
例えば○○病院長が辞めた場合、後継の人にその立場が受け継がれます。
この病院長という立場は、物理的に色々積みあがったカルマ(元々カルマに善悪は無く、この場合は功績のこと)の上に最終的に乗っている立場です。
だから、その積みあがったカルマ(功績)を受け継ぐに相応しい人しか、その立場を引き継げません。
【家系のカルマ】
家系のカルマも同じように親が死ぬと子どもに引き継がれます。
人が生前に積み上げて、死後に残すものは
①財産
②社会通念
③社会的地位
④考え方
⑤礼儀作法
⑥哲学
等です。
これらの遺産は、子孫に受け継がれます。これらはすべて親が積み上げたカルマと言えるものです。
因果は物質世界に存在し、カルマは因果によって生まれます。
タンハー(渇愛)とは、カルマ(物質)を生み出す設計図のようなものです。