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誰でも持っている「権力」の正しい使い方(2023年9/12)

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「権力」というと、特別な人が持っているパワーのように感じられます。

しかし、実は大小の差はあれど、どんな人でも権力を持っています。

そしてどんな立場の人でも「権力を乱用」することがあります。


権力を乱用するとは・・

①政治家の場合

自分の政治権力を私利私欲のために行使して、国家に対して大損させた場合は「権力の乱用」と言います


②一般人の場合

家族がありながら、全財産を呑み代や賭け事に使い果たしてしまうような場合に「権力の乱用」と言います



①も②も乱用ですが、元々の権力が大きい①の方が周囲に与える影響が当然大きくなります


それでは権力をどのように行使すれば適切なのでしょうか?



権力を適切に発揮するとは「会社の経営」に非常によく似ています

権力を適切に発揮するのは、会社の経営に近いものがあります

なぜなら


最も大切なことが、周囲の人の意を汲むことだからです。




①政治家の場合

国民の意を汲まねば上手く政治が回りません。



②一般人の場合

家族の意を汲んで、夫々が不満なく有意義に過ごせるようにいつも注意して気を配らなければ、家庭が円滑には回りません。




会社を経営する場合

社長が好き勝手に動かそうとしても上手くいきません。

周囲の同業者、取引相手、社員の意を汲んで回さなければ経営は失敗してしまいます。



このように、一般人にとっての会社経営に相当するものが家庭の運営になるのです。






それでは、「権力を乱用」するとどうなるのでしょうか?

権力を乱用すると「負債」になります



もし権力者が、周囲の人の意を汲まずに自分のやりたいことをごり押しすると、往々にして周囲の人(政治家なら国民)に損をさせることになります。

そうすると当然、周囲の人の不興を買ってしまいます。


権力の乱用によって周囲の人の不興を買うというのは、カルマ的に相手に負債を負うことと同じ意味になるのです。

負債はその内に必ず返済を迫られます。


債権者に対して納得してもらい、同意を得なければ返済したことにならないのです。


そして返済できなければ必ず破綻します。



会社ならば倒産です。

政治家ならば、国家反逆罪で捕らえられるかもしれません。

一般人ならば、一家離散の憂き目を見るかもしれません。


それでは、どうすれば権力を正しく発揮できるのでしょうか?

正しく権力を発揮するというのは・・・


これまで見てきたように、正しく権力を発揮するということは、特別なことではなく、

一般人が適切に給与を使うのと変わらないのです。


一般人ならば、給与は損をしないように有意義に使おうとするでしょう。



一般人には、「給与は無駄なく有意義に使う」という認識がありますが、問題は「特権階級」の方です。


特権階級の勘違い・・ごり押しはいつか破綻する

特権階級の人の中には、

特権階級とは下の者に対して無理難題を吹っかけてごり押しできる、特別な身分だと勘違いをしている人たちがいます。

このタイプは、実は日本人に多い傾向があります。



特権によって、周囲の人や国民の反感を買うようなことをごり押しして、納得して貰えるような努力(返済)もせずに、

負債がどんどん積み重なっていくと、いつか必ず破綻することになります。



これは、一般人がギャンブルにお金を使い果たして破産するのと全く変わりません。

帳尻が合わないことをし続ければ、いつか必ず破産するのです。


特権階級の権力者こそ「損得勘定」に敏感にならなければ、権力を乱用することになって負債を背負い込み、自分を追い込むことになるのです

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