戦争は現在、利権の争奪戦状態になっています。
欧州と米国が現在、しのぎを削っているところです。
(ウクライナに米国からの最新鋭の武器がどんどん送り込まれて、ロシアは技術の差によって劣勢となっており、ウクライナを攻めあぐねているところです。)
欧米の戦争への思惑
①英仏・・ウクライナを米国に取られてしまうのは、何としても避けたい。米国から石油を売り付けられ続けるのは我慢ならない。
②独・・ウクライナの一部でも押さえたい。
③露・・ウクライナをすべて占領したいとは思っていない。元々東側を占領したいと思っている。
④米国・・ウクライナの領土や資産を出来る限り手に入れて、欧州とロシア間のパイプラインを遮断し、米国の石油を欧州に売りつけたいと思っている。
この④の米国の意思は非常に硬く、そのためには戦争を長引かせることも厭わないでしょう。
米国にとっては、ウクライナ人に抵抗されずに占領するためには、彼らが文句も一切言えなくなる位に疲弊枯渇させることがポイントになります。
そのための最も効果的な方法は、ウクライナを焦土化させることです。
国家が焦土化すると、その国の民は、死んでしまうか又は国外に逃亡するようになるでしょう。
焦土化したいならば、戦争を長引かせることが一番です。
そして日本はまさに、ウクライナを焦土化する目的のための出資をさせられているのです。
この米国のウクライナへの対応は、冷酷無慈悲といっても過言ではないでしょう。
そもそも欧州は、資源輸入相手国のロシアとは事を構えたくなかったので、米国がこの戦争に乗り込みさえしなければ、早く戦争は終結するところだったのです。
ところが米国が戦争に介入してウクライナへの莫大な支援を始めたので、欧州も介入せざるを得なくなったのです。
なぜならば、もし米国だけの支援によってウクライナがロシアに勝利した場合には、ウクライナが米国の言いなりになってしまい、完全にウクライナを米国に取られることになってしまいます。
そんなことは、目と鼻の先の欧州としては我慢がならないことなのです。
ウクライナは、小麦と天然資源の豊かな国です。
最も戦争に貢献した国が、このウクライナを多く手に入れることになるでしょう。
だから欧州としては、米国だけにウクライナを支援させるわけにはいかなくなったのです。
こういう事情から現在はロシアそっちのけでウクライナを舞台に
欧州VS米国
の真っただ中なのです。
現在、戦争は米国のさじ加減でいつまで続くかが決定される状態です。
ロシア側の国家が核兵器を使う可能性があるので、それも考慮に入れて判断するでしょう。
今も米国の資源会社は、欧州への輸出で莫大な利益を上げ続けています。
現在は、「欧州VS米国」になっています。
米国が欧州から利権(ウクライナ関連)を奪おうとしており、欧州がそれに抵抗しているところです。
ウクライナのゼレンスキー大統領が逃げ出さない限り、戦争はまだまだ続くでしょう。
ゼレンスキー大統領が、各国から申し出られた多額の支援金を無下にするとは、とても思えませんので。