【質問】
中国の習近平国家主席政権の3期目が確実となりました。
それは反対勢力を排除した、側近ばかりの権力一極集中の人選だという話です。
専門家による大変軍事色の強い人選との見方があり、間違いなく戦争を準備している政権である、との話もあります。
この習近平3期の体制は、何を目指しているのでしょうか?
【答え】
この習近平の3期体制は、「いつでも戦争を起こせるぞ」というポーズを示している体制です。
この体制は、米国に対する恫喝を意味します。
米国に対して
「中国の経済を潰そうとするならば、いつでも戦争を起こすぞ!」と逆に脅しているのです。
現在米国は、ウクライナを介してロシアと戦争をしています。
中国は、その勝敗がどちらに転んでも上手く立ち回る為の準備に、抜かりが無いのです。
①ロシアが負けた場合
中国は、弱った陸続きのロシアに攻め込んで、ロシアを支配して連合国の味方面をして見せるでしょう。
そして、連合国で幅を利かせようとするでしょう。
②米国が負けた場合
中国は、ロシアと組んで米国に攻め込むつもりです。
そして世界覇者になることを目指すでしょう。
そうやって、いつでも誰とでも戦争できるようにすることで、世界に圧力をかけているつもりなのです。
また、中国は原油を輸入しなくては、戦争が出来ません。
その頼みの綱となるのは、サウジアラビアです。
サウジアラビアは、王族の国家なので、国王が気に入った相手とだけ取引をする傾向があります。
この王族と取引をするためには、中国が軍事大国であるという存在感を示す必要が有るのです。
つまり、軍事大国でなければ相手にされず、石油を輸入できないことになります。
だから、どちらにしても中国は、軍事大国にならざるを得ないのです。
そのための3期政権になるのです。