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その③ 拝金主義に毒された日本の未来、どうすれば豊かになれるのか(2022年4月7日)

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その②

【なぜ日本国内に反国家主義世代が生まれたのか?】

日本国内に生まれた反国家主義世代とは、団塊の世代に属する人たちです。戦後の個人主義思想の薫陶を色濃く受けた世代でもあります。この世代の運命を決定付けたのは、「オイルショック」でした。

オイルショック(第4次中東戦争が原因)によって原油が暴騰し、さらに中東の産油国が米などへ禁輸措置をとった為、世界大恐慌が起こりました。

原油を輸入に頼っている日本も大打撃を受けました。このオイルショックは1970年代に2度起こり、団塊の世代がもろに影響を受けました。

彼らは就職難や失職に見舞われて、職と収入を失い、衣食住もままならない苦境に立たされました。

にも拘らず、彼らのひもじい思いに対して、国は何の対策も出来なかったのです。

そのころの日本の政権は、いわば米の傀儡政権でした。その米がオイルショックで大困窮してしまい、日本に対して今までの恩返しをするように資金提供を強要したのです。

日本も大困窮していたのですが、逆らうことなど到底出来ずに、謂われるままに資金を米に流し続けて米の困窮を救いました。

一方、国内の困窮民は捨て置かれたのです。そのころの日本には、国民を守って救う余力は残されておらず、有効な手が全く打てなかったのです。

「国なんて国民を守る気も育てる気も全くない・・」と、この世代の人たちは、骨身にしみて感じたのです。

このように、資本主義が弱点をさらけ出していた丁度その頃、社会主義のソビエト連邦(ロシア)は大変上手く行って、上り調子でした。

日本の困窮民の中にはソ連を羨ましく思い、憧れる人もいたのです。

この世代の人たちの中には、国民を守らない国家に反発して国のために働いたり頑張ることは無意味だ、という「ニヒリズム」に陥る人が少なからずいました。

そして、反米思想や社会主義、共産主義思想に嵌るのが一種の流行にまでなったのです。

彼らはいわば、反国家主義者です。

「国のために忠誠を尽くすのは馬鹿々々しい・・人のために尽くすのも馬鹿々々しい・・そんなことをしても何も報われることは無い・・今、手にしている利権を自分の富を築くために利用することが最も確実な、上手な世渡り方法である・・今を楽しく生きなければ損である、いつまた苦境に陥るか分からない・・・」という思想に嵌っているのです。

実は、一見普通のこの思想が、国家を弱体化し、国民を困窮、衰退させる元凶となっているのです。

では何故、どのようにして国家が弱くなっていくのか・・・その④に続きます

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