現在世界では多様化が進んでおり、一つの国の中に色々な人種が混在しています。
日本においても近年、外国人が観光以外の留学や就労目的で沢山入国しています。
外国人はそれぞれが、出身国の歴史と文化による規範と常識を備えており、それは日本の規範や常識とは必ずしも一致しません。
一般の日本人から見ると、外国人が国内に増えると治安が悪くなって、実に困ったことになります。
しかし、一方では外国人の学生や実習生が是が非でも欲しい農家や企業があり、待ったなしの状態でもあります。
現在国が、外国人を国内に沢山入れる政策をとっているので、今後益々国内に外国人が溢れていくでしょう。
そうすると日本の社会のルールや常識を守らない人がどんどん増えて、治安が悪くなり世の中が混乱することになるでしょう。
世の中が多様化するというのは、色々な主義主張が混ぜこぜになってぶつかり合うということです。
アメリカにおけるBLM運動が良い例です。
黒人差別を反対するためにあちこちで暴動と混乱が発生し犠牲者が出ました。
多様化すると平和になるのではなく、むしろ違った主張がぶつかり合って紛争が拡大することになります。
そしてそれらの対立する主義主張は混じり合うことが無く、平行線のままで対立し続けます。
相反する主張は、お互いに近づけば近づくほどその違いが鮮明になるものです。
だから今まで日本の規範と常識を確りと守ることのみを重視してきた、平和主義の常識人たちにとっては、呆然とするような地獄の時代に突入することになります。
これこそが実は、民主主義を極めたことによる多様化の結末と言えます。
世界中でこの傾向が進んでおり、もう後戻りは出来ないでしょう。
我々は、このような多様化の時代をどうやって無事に乗り切っていけるのか・・・どうすれば被害を被らずに少しでも平安に生きていけるのか・・・
新しい時代には旧来の価値観のみでは上手く生きていけません。
現代の進化した人たちは、これからの時代には、色々な規範、価値観を併せ持つようになるでしょう。
これからの時代に必要なのは多次元の規範と価値観を持つことです。
先ず第一に、自分自身の母国の歴史、文化から形作られた規範がベースです。
この規範がしっかりしていることが前提条件です。
この規範を元に善悪の判断を行って行動します。
それから次に身近な外国人たちの歴史、文化を理解して、そこから形作られた外国の規範を理解します。
そうすれば外国人の行動や言動の真意が分かって、トラブルにならないよう又は巻き込まれないように注意して適切に行動することが出来ます。
日本由来の規範と相いれないものとは、程よい距離を保ちつつ、必要によっては近づいて上手くかわせるようになることです。
自国の規範の他に他国の規範をも意識しながら上手く乗りこなしていくことが上手な世渡り方法になります。
日本にいるからと日本のルールを振りかざしているだけでは、世の中を上手く渡っていけない時代に入ったのです。
画一化された自国の規範そのものも、元をたどれば色々な争いによる産物だと理解できれば納得できます。
これからは、多次元の視野と価値観を併せ持つことが時代を乗りこなす鍵になります。