【質問】
社会が「ニート」を作り出す理由(2024年2/23)
働けない「ニート」のカルマ(2024年2/29)
上の二つの記事からニートが作られた理由とニートになるカルマについて分かりました。
ニートの人生を選ぶことになるカルマは、個人によってそれぞれ違うそうですが、上記の例の他に、どんなカルマ的理由がありますか?
【答え】
今回は、富裕ゆえに「ニート」人生を選ぶ例を挙げてみます。
①本人が富裕ゆえに「ニート」であることを選ぶ場合
本人に資産が沢山ある場合は、食うに困らぬ状態で、働かなくとも経済的には全く困らないので「ニート」になる場合があります。
この状態は、女性にもよくみられます。
これは「ニート」問題というよりも、実は恵まれた資産をどう使うかの問題です。
本来なら余剰資産を、少しでも社会の発展に貢献できるように使えるはずです。
ところが現代の日本は、世の中の活性化のために資産を投じても、少しも楽しくない社会になっています。
現代の日本人は、国民が総じて「進歩発展」を望んでいないのです
現代の日本は、まるで共産主義のように非生産的になっています。
その理由は、人口が多く給料を沢山貰っている世代が、世の中が動くこと、変化することを望んでいないからです。
これは、変化すること、動くことを嫌う怠惰な状態といえます。
社会全体がそうなってしまっているので、資産を投じて世の中を活性化させようとしても抵抗にあってしまいます。
社会に貢献しようと進歩発展のために投資したとしても、皆から喜ばれ無いので、楽しくありません。
ゆえに、進歩発展に対する投資の意欲が失われてしまいます。
そうなると、資産を有意義に使えなくなり、無駄なことに散財してしまうことになります。
いくら社会の進歩発展を望んでいたとしても、社会全体の流れには逆らい難く、個人の力ではどうにもならないのです。
次は、本人ではなく親が富裕なために「ニート」になる場合についてです。
②本人の親が富裕ゆえに「ニート」になる場合
このタイプは、①本人が富裕であるために「ニート」を選ぶ場合のカルマを、もっと強烈にしたものです。
この状態は、親子の合作といえます。
親に十分に資産があるので、子どもが何もせずに「ニート」であることを許すことになります。
この場合は、親の方にも問題があります。
親側は、十分な給料を企業などから受け取っているのですが、本人は進歩発展が無く停滞している可能性が高いです。
向上心が無く、非生産的な仕事しかしていない場合が多いのです。
会社にしがみついて、給料をもらっているだけの可能性が大です。
このように、親の行動が堕落していると、子どもも堕落するものです。
実は、親子で同じ精神状態で、進歩発展や向上にエネルギーを使わず、現状に留まることを良しとしているのです。
この場合の親の状態は、社会に対して不利益を与えながら安寧を貪っていると言えます。
一方、子どもの方は、親に不利益を与えながら安寧を貪っています。
ゆえに子どもが「ニート」であるのは、親にとっては自分自身の鏡なのです。
これはカルマ返しの一例です。
このことから分かるのは、子供に寄生されている親は、多額の給料を受け取っていますが、その収入を得るだけの資格が本当は無いということです。
そして、子ども側にはもう一つの「ニート」にならざるを得ない理由があります。
良い就職先がないから「ニート」にならざるを得ない
その理由とは、「良い仕事が見つからない」ということです。
なぜ良い仕事が見つからないのか・・・なぜなら上の世代(親世代)が、いつまでも良い仕事にしがみついて手放さないからです。
そうやっていつまでもその立場をどかずに居座っているので社会が停滞してしまうのです。
次世代にいい仕事を譲らないので、良い仕事にありつけない世代は「ニート」にならざるを得なくなって、親の収入で暮らさざるを得なくなってしまいます。
これは、世代間のループになっており、親側の資金が枯渇するまで続くことになります。