2023年日本と世界の展望④追い込まれた米国、欧州、ロシアの選択
【質問】
ロシア・ウクライナ戦争を起こしたのは、世間一般ではロシアだ言われていますが、裏の情報筋によると実はロシアに戦争をけしかけて一線を越させたのは米国とのことです。
それでは欧州諸国は、自分の庭先で戦争が起こされているのをどう思ってどう対処してきたのでしょうか?
【答え】
米国がロシアにけしかけて、ウクライナ戦争を起こした理由は、以下の通りです。
①米国のネオコンが、武器の余剰品を売りさばくために、ウクライナに武器を供出する形で米国の税金を多量に投入したかったので。
②米国の燃料会社が、余った米国産の化石燃料を欧州に売り付けるために、ロシアと欧州のエネルギー交易を遮断したかったから。
そして、さらに
③何かと目障りな覇権主義の中国からの人の流入を止めて、中国の動きを封じたのです。
米国のこのような行動は、どうしても周辺国からの不興を買ってしまいます。
これが行き過ぎると、世界から孤立することにもなりかねません。
だから現在日本を取り込んで味方に付けようとしているのです。
そして、ドイツの元首相メルケル氏が、ロシア・ウクライナ戦争で最も戦争をしたかったのは米国だと暴露しています。
そしてロシアに戦争をけしかけたのも米国だとバラしています。
さらに当事者であったフランスのオランド元大統領もそのことを認めています。
それでは、当事者とも言える欧州はどうしていたのでしょうか?
このメルケル氏の暴露は真実ですが、残りの半分が全く語られておらず、米国を一方的に悪者にしています。
そのもうひとつの真実とは・・・
【実は欧州とロシアでウクライナを半分ずつ統治するつもりだった】
ウクライナは、丁度欧州とロシアに挟まれた、双方の管理が行き届かない空白地帯なのです。
それ故、時によってはアルカイダ(イスラム国家主義)やIS(アイエス・イスラム過激派)を匿ったりしたのです。
ウクライナにどうしても反社が集まってしまうので、それを是正するために欧州とロシアが相談して、双方でウクライナを半分ずつ管理統治することで合意したのです。
つまり、欧州とロシアが共謀してウクライナを二分するつもりだったのです。
そしてちゃんと欧州とロシアの目が届く国家にしようとしていたのです。
(だからこそ、戦争が始まってもロシアはウクライナの東半分だけ統治できればいい・・西半分は要らない・・と言い続けていたのです。
それに、欧州も中々参戦しようとしなかったのです。)
この合意は、ゼレンスキー氏が大統領に成ったことで、不可能になってしまいました。
ゼレンスキー大統領は、ロシアが受け取る予定だったウクライナの資産(土地、企業、資源)等をどんどん欧州の投資家や資本家に売り払って利得にして、ロシアの怒りを買ったのです。
それ故にロシアとしては、統治する代わりにウクライナから受け取れる予定だった取り分を取り戻すために、ウクライナに攻め込むことにしたのです。
ロシアとしては、欧州の戦争の準備が全く出来ていないのを見て、簡単にウクライナを押さえることが出来ると判断したのです。
そこに横やりを入れたのが戦争をしたい米国だったのです。ゼレンスキー大統領が米国に要請した結果でもありますが。
米国としては、これ以上ウクライナを介して欧州とロシアが接近するのは面白くないのです。
欧州側としては、利益になるはずだったウクライナの旨味を全て米国に持って行かれたことになるのです。
だからこそ、愚痴の一つも出て米国を悪く言いたくなるのです。
また、プーチン大統領が、フランスのマクロン大統領に愚痴を一時間以上吐露し続けた・・という話も理解できるのです。