【質問】
今中国で「ゼロコロナ政策」による国民への圧力に対する抵抗運動「白紙革命」が全土で拡大し、習近平政権も一部譲歩するような話が聞こえてきます。
共産党政権の、今までには無かった暴動に対する譲歩に、むしろ今後の不測の事態を予想してしまいます。
この事態は、どう解釈すればいいのでしょうか?
【答え】
今回の中国における「白紙革命」を裏で扇動しているのは、実は米国です。
習近平政権もそれが分かっているので譲歩せざるを得ないのです。
もし、譲歩せずに逆に弾圧でもしようものなら、彼らに政権を倒す大義名分を与えてしまうからです。
そうなると米国から送り込まれている大勢のスパイが政権打倒で暴れ回り、習近平が暗〇されかねないのです。
元々は、中国の方が米国に大勢のスパイを送り込んで、好き放題に暴れ回って米国をかき回しました。
そのカルマ返しともとれる逆バージョンです。言ってみればミイラ取りがミイラになったのです。
現在世界の中で、コロナの発祥地である中国だけが「ゼロコロナ」を掲げて抑え込もうとしています。それがとっくに抑え込みを諦めた米国としては大変面白くないので邪魔したくなるのは当然なのです。
【白紙革命は民衆の勝利か?】
今回の白紙革命は民衆の中から自然発生的に湧きおこったものであり、もし民衆が政権に対して要求を呑ませることが出来たならば、まさに「民衆の勝利」ともいえるものです。
実はこの手法は、中国がBLM等で米国において散々使ってきたやり方なのです。
今回は、逆に使われてしまったのです。
そもそも共産党政権に洗脳されている中国国民は、共産主義と資本主義の明確な区別など出来難い状態なのです。
ましてや、共産党の赤色に対する正義の白色など思いつく筈もないのです。
自由を愛する民衆の反乱によって共産主義が終焉して自由主義が勝利する、等というのは、如何にも米国人好みのストーリーで中国人は思い付かないでしょう。
もし本当に中国人が反乱を起こして政権を倒すとすれば、頭がすげ替わるだけで、新しい恐怖政治が始まるだけでしょう。
それが過去も現在も中国流なのです。