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成功するための信念とはプラスの執着(我欲)

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世の中、成功する人は必ずといって良いほど、何らかの信念を持っています。

とても成功できないと思われるようなことでも、彼らは目標、自分自身の可能性を信じ続け、信念を貫き通すことで、ほかの誰もが成功できないような偉業を成し遂げることができます。

彼らは成功に執着している、とも言えるかもしれませんが、それでは成功者の信念と、執着の違いは一体どこにあるのでしょう?


実は、根本的には信念と執着は極めてよく似ている、というよりもほとんど区別が付かない、同じ感情と言って良いものです。

しかし、それらの欲には実はその方向性に大きな差異があります。

信念とは、達成すべき目標や、目的に向かって一心不乱に進み続けるために必要な執着のことを言います。

人間、誰しも何かを成し遂げるためにはその目標や目的にこだわり続ける、努力をし続ける必要がありますから、信念の執着はプラスの執着、ポジティブな執着と呼べるでしょう。


信念がポジティブな執着だとすれば、当然ネガティブな執着も存在します。

自分が一度手に入れたものや、すでに役に立たなくなっているにも関わらず、その考えや習慣、ものを手放せない、又は手放さないことで自分の人生の重荷になっているとすれば、それはネガティブな執着と呼べるのです。


人間は誰しもが何らかの生きる目的、霊的な存在意義を持って生きています。

そしてその目的を達成したり、維持することが人生の充実感に繋がります。

しかし、その目的に適わないものや不要なものに執着してしまうと、自分の生きる目的や人生さえも見失ってしまうことがあります。


ポジティブな執着・・・例えば、知識を得るために勉強を続ける、努力しつづけるための執着。人生を切り開くために、成功者となるために積極的に人と関わろうとする癖も執着と呼べる。健康な身体を維持するために食事や睡眠にこだわることも執着。

ネガティブな執着・・・自分の人生の用を成さないもの。例えば、タバコを吸い続けること、酒に溺れること、ギャンブルに興じ続けること、盗みを働く癖や、すぐにカッとなって人に当たる。悪い方向ばかりに物事を捉える、脳天気すぎて危機意識が足りていない。

自分がこだわるものが、本当に自分自身のためになっているだろうか?自分にそう問うてみれば、自ずと答えは見つかるでしょう。


実に様々な執着が自分の人生の重荷になっていることを発見できるでしょう。

しかし、ネガティブな執着ができた理由は、その執着が作られた時には自分自身がその執着を必要としたのです。

人生が行き詰まっていたり、強いストレスに晒されたりした時に、ネガティブな執着を持つことで自分の身を守ることができたのです。

その執着を手にしたときには、その執着はポジティブな執着だったのです。

しかし、今現在、自分が生きるために必要がない、むしろその執着が進むことを邪魔してしまっているとしたら、それはもう用を成さない、ネガティブな執着となってしまっています。


執着と聞くと、仏教では悪いもの、十把一絡げに「執着=悪」 「欲=悪」 と言われがちですが、欲や執着は人間がポジティブなエネルギーを発したり、他者に貢献する、豊かな人生を過ごし、霊的に進化するために必要不可欠な感情です。

もしもあらゆる欲を無理に手放させたり、無為に執着を持つ人を責め立てる宗教があるとすれば、それはカルト的な要素を持っている可能性があります。

「欲を何が何でも捨てなければならない」、というネガティブな執着に陥らないように注意しましょう。

道具を取り扱うのと同じように、人間の欲や執着も、自分がそれを適切に取り扱うことができるかどうか?が鍵なのです。

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