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コロナの防疫をゆるめると日本に何が発現するか(2022年5月9日)

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日本人のワクチンの接種率は、現在、世界でもトップクラスになっています。

この接種率の高さと、元々免疫の仕組みが他民族に比べてコロナウィルスに罹りにくいことから、日本のコロナは、世界の中でも大変上手く抑えられている方です。

そういう意味では、日本は諸外国に比べてコロナ対策が成功しているとも言えます。

しかし、このコントロール出来ている状態が、場合によっては仇になる可能性があるのです。

以下、現在の世界のコロナの状態と、日本の危険な防疫対策の変更について説明します。

【欧米】

もう既に感染爆発を起こしていますが、ワクチン接種の普及によって、現在は当初ほどの悲惨さはありません。

個人主義の人々にとっては、人から何かを強制されることに大変な抵抗があり、政府のワクチン接種やマスクの義務化、手洗いや蜜を避ける等の指導に国民がなかなか従わず、上手く制御できずに匙を投げてしまい、今や完全に自己責任の問題になっています。

ワクチンの製造国家である米国も、ワクチン接種に大変助けられています。今後も接種する人と、反ワクチン派の接種しない人とで、完全に罹患率が二分されることが続くでしょう。

今後も欧米ではこの状態が続いて、経済的にもそれほどコロナによる変化はないでしょう。

【中国】

現在、上海がロックダウンしています。ロックダウンしていても、経済的にはそれほど変わらないでしょう。

もし、犠牲者が加速度的に増加しても政府が発表しない可能性があります。

国内の富裕層はワクチンの接種である程度守られますが、貧困層の村や田舎などでは、非接種によって感染爆発が起こり、死者が激増する可能性があります。

例えそうなっても、中央政府は見て見ぬ振りを通すでしょう。

こういう状況から、今後も経済的にあまり変わらない可能性があります。

【日本】

実は、一番危惧されるのは、日本の防疫体制が緩んだ時です。

今後、日本は、諸外国以上に防疫を疎かにする可能性が出てきています。

そういう時に問題になるのは、インバウンド、つまり外国からの旅行者です。

彼らが日本に来れば来る程、種々様々なコロナウィルスが日本国内に持ち込まれて、日本人にも移り易くなり、日本人の間で変異種を発生しやすくなります。

もし日本国内でコロナが変異して、日本人に移り易い強毒化した変異種が発生すると、大変なことになります。

この場合には、ワクチン接種率の高さが仇になる可能性があるのです。

現在、諸外国はワクチンを打っている人しか入国を許されず、日本も同様です。

ところが、日本だけこの「ワクチン接種者だけを入国させる」条件を取払う可能性があるのです。

なし崩しに誰にでも入国を許すと、諸外国とは全く違う防疫体制になり、日本国内にあらゆる変異型が持ち込まれることになってしまいます。

そうなるとどんなことが起こるのか・・・

ワクチンによってふるいに掛けられたために、日本国内にはワクチン耐性のある変異種だけが残り、そこにさらにあらゆる変異型が外国から持ち込まれて混じり合い、その中でさらに日本人免疫耐性型に変異すると国内で大暴れする可能性があるのです。

そうなると本当に手が付けられなくなり、家から一歩も出られなくなる可能性があります。

経済も大切ですが、命はもっと大切なので、政府には今後も国民を守るために、油断なくしっかりした防疫体制を続けて欲しいと、切に願います。

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