(質問)
ウクライナの女性と子供たちがロシアによってさらわれてしまったとの情報がありますが、本当でしょうか?
彼らはどうなるのでしょうか?
(答え)
彼ら全員が、無理やり連れ去られた、と考えるのは間違っています。
自ら進んでロシア側に渡った人もいれば、戦火を逃れるために渡った人、食料も何もなくなって生きていくために取り合えず渡った人など種々様々です。
ウクライナに残ると、徴兵されてロシアと戦う羽目になり、とても助かりそうにないのでロシアに渡ろう・・と思っている人もいるでしょう。
ロシア側としては、親露の人を一旦保護して、後にウクライナに親露国家が作られた時にでも、ウクライナに帰って貰うつもりでしょうが、欧米から見ると誘拐されたように見えます。
この事件は、ウクライナのこれからの悲劇的な運命を暗示しているように見えます。
ウクライナの人々の一部が、いわばロシアに寝返ったということは、これから国家が二分されていくことを暗示しています。
今後、ウクライナは東西に引き裂かれて、内紛状態に陥る可能性があります。
以下、現在の各国の状態です。
(米)
変わらず、武器を売りさばきたいと考えている。内紛になれば、そのための良い環境が整うだろう。
(ロシア)
情報戦で圧倒的な劣勢となっている。西側の反露情報の洪水に見舞われて国内の世論も影響を受け、苦しい状態である。現在、厳格な情報統制を敷くことで手いっぱいの状態になっている。
(中国)
ロシアが情報戦で劣勢なのを見て及び腰になっている。一方的にロシアに加担する事は危険だと思い始めている。
どうやって米露の間で上手く立ち回って自国に利するかを思案中。米露を相手に双方を手玉に取って交渉することに熱中している。
オイルショックもあり、今は戦争どころではない。
(英仏独などのヨーロッパ諸国)
現在は、ひたすら沈黙を守っている。彼らが欲しいのは天然ガスなので、もし、ロシアがウクライナの中立を認めて天然ガスの輸出を認めるなら文句のないところである。彼らにとっては、ウクライナの戦争に進んで参加しても旨味は無いのである。
(日本)
現在の政権にとっては、北方四島はそれほど重要では無いようだ。むしろ、ウクライナからの移民の調達に欲を出しているようだ。
移民を国内に入れることは、相当な旨味がある模様。もし一般人ならば、老後の資金をできるだけ貯めたいところだろう。