人は、自分個人のカルマが回収できる家系に生まれることになります。
つまり人は、自分自身の渇愛(タンハー)を発揮できる家系にしか生まれることが出来ません。
人が亡くなると、生きていた時に積み上げた自分自身のカルマを、その環境に残してあの世へと去ります。
そしてそのカルマは波の波紋のように広がって他の人や物、環境に影響を与えます。
過去生の自分が築いたカルマの影響を受けた人物の子孫の間で、そのカルマが極まり濃縮されると
人はその家系に生まれることができるのです。
そしてさらにその子孫にもそのカルマが伝わっていくのです。
「家系のカルマ」と言われる所以は、同じ家系の者同士は強く影響を与え合うので同じカルマがその家系に集まりやすくなるからです。
家系のカルマは、その家系に限定されず、波の波紋のように関係者に影響を与え続けていきます。
言い換えれば、人は死後もカルマという形で存在し続けていくのです。