チャネリング

チャネリングとは何か?智慧者流 解説

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チャネリングとは?
神仏や霊的存在、死者、心霊など、高次元の霊界や死後の世界と意識レベルでアクセスする方法と言われます。古来よりイタコや祈祷師、神官などが行っていました。

Q.巷には様々なチャネリング関連の書籍が出版されています。チャネリングの対象には神仏、聖霊、宇宙存在などありとあらゆるものがありますが、その対象はどうやって決まるのですか?

【答え】

我々は日ごろから気が付いていないだけで、実は様々な対象に”チャネリング”しています。

チャネリングの本質とは、特定のものに「チャンネルを合わせる」という行為のことです。

イタコや祈祷師が行っていたものと考えると身近には感じにくいかもしれませんが、その本質は「他人の話を聞く」ことと同じです。

言い換えれば、何かの対象に「意識を集中する」ことそのものが「チャネリング」と言えます。

例えば、テレビ、ラジオ、インターネットのみならず、他者との交流などから得られるものは、「全てチャネリング」と言えるでしょう。

あなたがYOUTUBEで動画を見ている時も、「YOUTUBEに意識を向けてチャネリングしてる」のです。

人は常日頃から当たり前のように自分の好みに合わせてチャンネルを切り替えています。得られた情報の中から無意識に自分に必要なものだけを、気に入った情報だけを取捨選択しています。

学校で先生が教壇に立って熱心に講義していても、先生の話を聞かず、うわの空で授業を受けていればその授業の内容はまったく頭に入ってこないでしょう。

授業の内容を理解するためには、先生の話に集中「チャネリング」しなければなりません。

目の前を飛んでいる虫には意識を向けなければその存在に気が付かないこともあります。

特別な事情がなければ、目の前で話している人の話に集中することは比較的容易でしょう。日ごろから当たり前のように我々は「他人の言葉にチャネリング」しています。

しかし、この集中する対象が目に見えない存在や事象となってくると話が変わってきます。無意識下の潜在意識であったり、目に見えない神霊、事象、アカシックレコード等々。物理法則や数学に意識を向けている人もいます。

難解な数学の教科書を読んでも、その内容がまったく頭に入ってこないのと似ているかもしれません。

普通になんとなく生きているだけでは、神霊や数学、物理学に意識を向ける人はごく少数派です。このような人には、世界というのは全く異なった見え方をしているものです。

あなたも、自分の寝床を這いずり回っているダニや、歩いているだけで吹いてくる風の音色に日ごろから強く意識を向けることは難しいでしょう?

対象は潜在意識を反映する

潜在意識

特に、目に見えないものを相手にする場合、チャネリングの対象は、チャネラーの無意識下における世界観を強く反映したものとなりがちです。

あなた自身も、自分と同じ人間であるはずが、行動基準や会話の中身が到底理解できない人がいるでしょう。その人の話す内容や世界観を聞いてもは全く理解できないかもしれません。

自分の意識が及ばない範囲や理解できない内容についてはチャネリングはできないのです。(話を聞いても理解できません)

キリスト教を全く理解していない唯物論者が聖書の内容を聞いてもその内容を理解、納得するのことは非常に難しいでしょう。

都合の良い思い込みを捨てる

瞑想

チャネリングでは目に見えない対象にアクセスすることができますが、それはチャネラー自身の妄想やイメージも例外ではありません。

その世界観が妄想の域を出ないものは、チャネラーが自身の妄想にチャネリングをすることになります。

このような場合は、妄想における自身の隠された願望や衝動から情報を受け取ることになるので、役に立たないどころか、危険ですらあります。

でも当の本人は、神仏や聖霊にアクセスしていると思い込んでいるので厄介なことになります。

ですから、チャネリングが出来るとうそぶいているチャネラーの言うことを鵜吞みにすることは大変危険です。

何でも信じることを強要してくるチャネラーは疑ってかかった方が賢明です。

本当に役立つ情報を得ることが出来るチャネラーは、それぞれ皆リアリストです。

チャネリングを崇高なものだと誤解する人は、チャネリングしている対象へのそれ以上の追求を止めてしまうので、妄想やどうでもよい存在から誤った情報を受け取ることが多々あります。

この場合のチャネリングとは、道で偶然に出会った一般人のうわさ話を妄信するようなものです。

あなたは、そこらへんにほっつき歩いているおじさんから聞いた話を、それが絶対に正しいとそのまま鵜呑みにするでしょうか?実際にそれが正しいか、どのような内容なのかを精査することは大切です。

チャネラーにとって最も必要なのは分析力です。

自分が得た情報をどれだけ正確に、客観的に、偏向せずに受け取って判断することができるかが、その情報の質と正確さを決定します。

チャネリングの書籍には実際には信ぴょう性かなり怪しいものもありますが、それは他のジャンルでも同じことが言えます。

広い視野を持つ

広い視野

五感を超えた第六感で目に見えない存在とチャネリングをするためには、自分自身の第六感を常日頃から意識して、心をオープンにして研ぎ澄まさなければなりません。

日頃から固定観念によってアクセスできるチャンネルを限定して、第六感に対して否定的な概念を持っている人は、第六感から得られる情報を常にシャットアウトすることになります。

日頃から目に見えるものだけに意識を向けていると、肌で触ったものや語りかけてくる音には気が付きにくくなります。

故に、第六感の存在を否定している人は、第六感からの情報は得られません。

もっとも、ずっとあらゆるチャンネルをオープンにし続けていると疲れ果ててしまいます。

もし貴方が第六感によるチャネリングが出来るようになりたいならば、自分の意識を縛っている第六感を否定的に捉える固定観念は取り払わなければなりません。


情報を精査する

科学者が顕微鏡をのぞいている

チャネラーに課される最大の役割は、得られた情報を冷徹に分析し、偏ることにない、正確な判断を下すことです。

チャネラーは、常に情報のろ過装置としての役割を放棄してはいけません。

優秀なチャネラーとは冷静で、観察力に優れ、偏らない判断ができる人です。

受け取った情報の観察と分析を怠るということは、具体的に言えばテストの問題用紙を渡されてから冒頭の数行だけを読んで答えを決めてしまうようなものです。

ですから、チャネリングの情報の正確さは、チャネラーの分析能力に比例します。

霊的存在が話しているからと言って、それが常に正しいなどということはあり得ません。

あくまでも、生きている我々とは違った視点の情報が得られる、というだけのことなのです。

科学的には

科学の本

我々は日ごろから言語で学び、目で見たものに頼っている傾向があります。

視覚化し、言語化し、それが唯一正しいものだと信じる癖があるのです。

しかし、我々には五感を含めた様々な感覚があり、その感覚から得られる真理もまた存在します。鳥のように紫外線を見ることができて初めて知ることが出来る現実もあれば、蝙蝠のように聴覚を通じることで見えてくる現実もあるのです。

そのように、普段我々が頼っている感覚「以外」のものから情報を得るテクニックを広げたもの、それがチャネリングのメカニズムです。

感じられたもの、得られる情報から何を意味するかを考えることはとても大切です。が、その感じられたものに振り回されたり、ましてや頭で考え付いたものをそのままチャネリングだと誤解してしまっているようなら、有意義な情報はおそらく得られないでしょう。

チャネリングや瞑想を続けていればわかりますが、チャネリングの世界はキラキラした輝かしい世界だけでは決してありません。それは現実も同じですね。素晴らしい部分を見ることができるのは確かに事実ですが、そのキラキラした部分に見惚れてしまい、確信を突くような清濁併せのんだ、正しい情報を得られないようでは、情報に踊らされてしまいます。危険も常に付きまとうでしょう。

SNSや人付き合いなど、現実でも同じことが言えますね。詐欺に引っかかってしまう人や、意図せず犯罪に巻き込まれしまう人がいます。

都合の良い考え方をしているとチャネリングしている対象や、「自分」に騙されることになりますので注意しましょう。

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