【質問】
最近、以前よりも原発反対の声がよく聞かれるように思います。
中には「現在のひっ迫した電力不足は、原発を進めたい政府の捏造だ・・」という声まで出ています。
本当はどうなのでしょうか?
福島原子力発電所のメルトダウン事故も有ったので、原発を危険視する気持ちも分からなくはないのですが、本当に電力不足なら原発再開も致し方ないと思うのですが・・・・
【答え】
今のこの時期に、原発反対、再稼働反対の意見が高まっているとすれば、それは赤側(中露)の陰謀工作の可能性が高いです。
実は、現在の反原発の意見には、福島原発事故は関係ないのです。
元々日本にも反原発主義者が存在しており、その人たちが中露の工作活動に煽られて活性化しています。
では何故、中露が原発反対の工作をするのか?どんな目的があるのか?
もし日本の原発が、再稼働をしなくなると、電力が不足することになり、
先ず、軍事力が削がれます。
軍隊(自衛隊)を動かすにはエネルギーが必要不可欠です。
対ミサイルレーダーの維持、戦闘機、輸送機、タンク、潜水艦等、全て莫大なエネルギーを消費します。
電力不足によって、日本の軍事力が削がれることを一番喜ぶのは、中国でしょう。
それは、以下の理由によります。
【反原発の中国にとっての利点】
①日本が軍事的に弱れば、攻め込む機会を窺えることになる。
土地の汚染が進んでいる中国では農業の生産量が落ちており、そのために日本の豊かな農地と水源地が魅力的に映り、手に入れたい強い願望を持っている。
➁日本の電力が不足すれば中国産のソーラーパネルを沢山売り込め、莫大な利益を上げられる、と考えている。
こういう事情から工作員を使って
「日本政府は原発を再稼働したいために、電力不足を捏造している・・」
という風評をばら撒いて洗脳し、日本の反原発主義者を扇動している可能性が大です。
そしてこれに露国も加担しています。
露国にとっては、日本のエネルギーが不足している方が、自国のエネルギーを盾に日本に圧力を掛けられるから有利になるのです。
「露国にとって自国のエネルギーは、対日本の軍事力に匹敵する」ということです。
どんな国家でも外国の軍事力から国を守るためには、常時エネルギーを維持できることが最低必要条件となります。
そうでなければ、いざという時に軍隊を動かすことはできません。
日本では想定されていないようですが、もし中国が「チャンス到来」と踏めば、尖閣どころか日本本土に直接攻め込む可能性も否定できません。
そして米国は、この日本の差し迫った状況を理解していないようです。
現在米国は自国の問題(ウクライナ問題等)に手を取られており、日本に対する興味が薄れているようです。
つまり今の日本は軍事の後ろ盾である米国から放置されていることを、日本人は認識すべきです。
この状況で電力不足を放っておけば、いづれにしても大掛かりな停電を招いてしまうので、政府は原発を再稼働せざるを得ないでしょう。
そして日本の世論の一部が、中露の陰謀である「反原発主義」に嵌ってしまうのは、元々団塊の世代が反米、反国家主義で国の意向に異を唱えることもさることながら、今まで日本の一部の世論が原発を否定しつつ、核兵器も持たずに平和を満喫できたことと無関係ではありません。
もちろん、無事に平和だったのは、米国の核の傘に庇護されていたことが大きかったのですが、見落としてならないのは、日本自体が世界第二の経済大国だった、ということです。
高度成長期までの日本は経済力が大変強く、例え丸腰でも金の力で周囲の国を黙らせることが出来たのです。
日本の異常なくらいの強い経済力に対して、周囲の国々が畏怖し、尊重してくれたので、攻め込まれることが無かったといえます。
でも、現在は日本の経済力が衰えており、経済力が無くなると状況は変わってくるのです。
周辺国に舐められると、攻め込まれる可能性が出てくるのです。ウクライナが良い例です。
例え、土地が汚染されて食料不足の中国が、日本の農地に魅力を感じて日本本土に攻め込んだとしても、恐らく日本の政府は何も対策をしないでしょう。
そして現在、米国は日本に対する興味が薄れています。
この差し迫った状況を日本人はしっかりと認識すべきです。
【日本の反原発主義者】
①過去、日本は原発エネルギーが無くとも原油と火力、水力で乗り切って来られたからこれからも出来ると思い込んでいる。
➁最も恐れているのは、日本が核武装をすることである。核を持つことに対する責任からひたすら逃れたいと思っている。
反原発主義者が見落としているのは、高度成長期までの日本は、経済大国の金の力で資源も軍事も抑えることが出来、更に技術力もあったので攻め込まれることが無かったが、現在は全てを失いつつある、ということです。
つまり、彼らは現在の日本の状況が理解できていない、ということです。
米国の核の傘だけでなく、日本自体に力が有ったので諸国の畏怖と敬意を得て平和を保てたのであり、国力が衰えて畏怖と敬意を失えば、簡単に攻め込まれる可能性が出てきたということです。
このことを理解できないで、いつまでも過去の栄光の時代の幻想を引きずって安泰が続くと誤解していることが、究極のお花畑状態といえるのです。
また、福島の原発事故も、原発を新設することに世論の反対があったために、耐用年数を過ぎた原発が放置された結果とも言えるのです。
反対の世論に押されてイノベーションをしなかった結果とも言えます。
過去のお花畑が今でも枯れずに咲き続けていると勘違いしているのは、平和ボケと言えます。