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侵攻の情報戦に踊らされる日本人

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ロシアのウクライナ侵攻が進むにつれて、世界の国々が正義感から可哀そうなウクライナの女性や子供たち、若者や高齢者を救うために立ち上がり、デモを繰り出し、寄付を募ったり、又は企業が高額の寄付を申し出たりしています。

それをテレビで見ると、積極的に平和活動や反戦運動をして偉いなあ・・・と、日本人は思ってしまいます。

自分も少しは寄付をしなくては・・・等と思ったりもします。

これは、大方の日本人の感覚だと思いますが、殆どの外国人の行動の原理は日本人とはかなり違います。

彼らはいかにも正義感から行動しているように見えますが、実は日本人よりもずっとしたたかで実利主義です。

つまり自己本位で儲け主義なのです。

彼らは文明人なので、自己利益最優先の理念をあからさまには出しませんが、その代りに正義の盾を隠れ蓑にしてことを進めます。

彼らがロシアのウクライナ侵攻問題に介入するのは、実はその機会を利用して、自分や自国に利益誘導を図りたいのが第一の理由なのです。

彼らにとっては将来への投資のようなものです。

何時いかなる時も、全ての機会に積極的に参加して、自分や自国が有利になるように利用、宣伝するのが彼らの常からの習慣なのです。

これこそが欧米の個人主義なのです。

自分第一主義で、そうでなければ社会で生き抜いていけないのです。

日本人と違って、善人と思われたいために相手に合わせて行動しよう・・・等とは、これっぽっちも思っていません。

欧米の企業や個人が積極的にウクライナに寄付をするのは、ウクライナの気の毒な人の為というより、自分たちが正義感に溢れた人道主義者だということを世界に向けて宣伝するためなのです。

彼らの意図は、常に自己利益最優先です。

こういう状況からすると、日本人は世界に関わらなさすぎ、介入しなさ過ぎと言えます。

自分をアピールすることが苦手なのです。

日本人は自己利益誘導が苦手というより全くダメダメなのです。

メディアを利用して世界に向けて自己アピールを発信すること等、つい最近まで思いもしませんでした。

このままでは世界の潮流に乗り遅れて取り残されてしまいます。これでは、日本の将来が大変危惧されることになります。

今の時代にもなお、周りの国々や人々から善人と思われたい等という願望があるとすれば、天然平和ボケのおぼっちゃま育ちの田舎者・・と言えそうです。

諸外国は、日本人と違ってもっとガツガツしているのです。そしてチャンスを逃すことはありません。

日本企業が諸外国よりもウクライナへの寄付が遥かに少ないとすれば、それは、寄付によって世界に企業宣伝をするという意識が低いからです。

つまり、この時点で既に諸外国に情報戦で負けているのです。

日本国としては、日本の寄付だけが諸外国よりもあまりにも少ない場合には体裁が悪いので、何となく国として寄付をすることになるでしょう。

でも何となくの寄付は、結局ネオコンの軍資金になって、彼らの利益になるだけです。

意図のはっきりしない資金は、結局誰かに良いように使われてしまい、自分の利益には全くならないのです。お金の使い方も下手だということです。

日本人は、世界の自己利益最優先の人たちの意図と行動の原理を良く知って、自分に有利になるように行動を発展させなければ、この激変の時代に付いていけなくなって国家が力を失ってしまいます。

欧米のメディアの情報戦に振り回されて右往左往しているだけでは、とても自立した国家とは言えません。

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