このコロナ禍の時代には、仕事を上手く続けていくのが困難な人がたくさんいると思います。
仕事が行き詰った時に何をすべきか・・・どう取り組むべきか・・・頑張りぬくべきか・・転職すべきか・・・
の判断の基準を教えてください。
【答え】
仕事に行き詰った時に一番必要なのは、頼りになる指導者または教師の指導を仰ぐことです。
これが先ず、最初にやるべきことです。
その指導で自分自身の問題点や、解決法が見つかればしめたものです。
悩む必要が無くなり、新しい目標を立てることが、出来るようになります。
でも、そんな指導してくれるような人がいない場合は、自分自身で判断していくしかありません。
難しいことですが、今の自分の状況を本当に変える必要があるかどうかを客観的に見つめる必要があります。
その判断基準は以下の通りです。
【第一のパターン】
仕事にただやりがいを感じない、つまらないというだけなら、転職、退職、移動などをすると、失うものの方が大きいかもしれないので、よく考えなければいけません。
やりがいが感じられないどころか「つまらなさ」すら感じるのに、高収入を得ているなら、
それは意識してもしなくても、誰かを搾取して得ている収入かもしれません。
もし、こういうことに気が付いたら、あなたのすべきことは、過剰に得ているの収入の一部を周りの部下や社会に様々な形で還元する事です。
さもなければ、代償としてつまらない人生を送り続けることになるか、または生きがいを求めて転職して行き詰って後悔することになるでしょう。
【第2のパターン】
仕事を続けることがそのものが心身ともに苦しくとても耐えられないと感じる場合(能力が不足しているか又は肉体的、精神的に耐えられない苦痛を受けている等)は、
今の状況を変えるために転職せざるを得ないことがあります。
こういう時は、本当に転職した方が良いか否かを慎重に検討しなければいけません。
現在の苦境が解決可能かどうかを見極める必要があります。
その判断の基準は、
その苦痛が終わるゴールが見えているかどうか・・その苦痛の時期が何時まで続くかのメドが立っているか・・です。
もし、苦痛の解消される目途が立っていて、その期間を何とか耐えられそうなら、転職せずに耐え忍ぶのも選択の一つです。
もし暫くは耐えられそうでも耐え抜くことが無理そうな場合には、転職するにしても少し先延ばしにして、
自身で問題を見つけ出して解決するための、必要な猶予期間にすると良いでしょう。
例え苦痛が無くなる時期の目途が立っていても、それまでに自身が耐えられないと判断できる場合は、出来る限り早めにその仕事を辞めるべきでしょう。
このような状態で、無計画に「まだ耐えられるかも」と無理を押して仕事を続けることは愚の骨頂です。
長く居座ってもろくなことが無いと言えます。身を滅ぼしかねません。
また、辞めるときに最も注意するべきことは、辞めること自体にゴールを置かないことです。
辞めた後に新しいことを始めるのだということを肝に銘じなければいけません。
そのための余力を残さなければ、そこで燃え尽きてしまうのです。
次の新しいチャレンジへのエネルギーを温存しておきましょう。
★もしあなたが人生において尊敬すべき良き師に巡り合えたならば、その関係を大事にして繋ぐことです。
良縁は、人生において、いざという時の大きな宝になります。
また、もし転職を決めたなら辞めること自体にゴールを置かずに、次へのエネルギーを温存して燃え尽きないようにしましょう。