現代人に不足しているのは何と言っても「他者理解」です。
仏教は古い教えなので、仏典に固執するならば時間の無駄使いになります。
特に仏教の教えを頑なに守るようなことはしてはいけません。
法が間違っているのではなく、みだりに法を順守してみだりに法を守らせることに固執してはならない、つまり強制してはならない、ということです。
法を守ることよりも、法が作られた真意を理解しなくてはいけません。
法よりも真意を守ることこそ目指さなければならないのです。
真意が理解できれば、自分自身の生活のあらゆる面に当てはめて、するべきこと、守るべきことが具体的にわかるようになります。
法に固執するような暇があれば、他人を理解することに時間を費やした方がよほど建設的です。
自分が見る他人は、自分自身の反映なのです。
だから他人を理解すれば、どうすれば自分自身が幸福になるかがわかるのです。
【答え】
他人を観察してよく理解しなさい。
これがヴィパッサナー(観察瞑想)の基本です。