現在、高市首相の国会答弁に中国政府が反応して、次々と対日制裁を繰り出しています。
しかし高市首相は、中国に対して何かを発信したわけではなく、立民岡田議員の国会質問に対して答弁したにすぎません。
なぜここまで過剰に反応するのでしょうか?
中国政府は「日本の中枢を全て押さえた」と勘違いしていました
中国は日本の与野党内にロビー活動などによって、多くの「有力な親中派の議員」を作ってきました。
また経済依存(輸出、観光、サプライチェーン)の強固な関係を築いてきました。
さらに、日本のメディア内にも入り込み、世論をコントロールしてきました。
その全てを駆使して「中国にとって有利な環境と政策」を実現してきたので、日本は思いのままに動かすことが出来るいわば「中国の属国のようなものだ」と思い込んできました。
ところが、高市政権の誕生によって全てがひっくり返ってしまったのです。
高市政権は中国に対して忖度せず、前政権のような配慮もルートもありません。
「我々こそが世界の中心だ(中華思想)」と思い込んでいる中国にとって、
高市政権は「我々の言うことを聞かない逆賊だ」ということになります。
「日本が”世界の中心である我々中国”を裏切って逆賊となり、帝国主義(日帝)に戻った」と勝手に解釈したのです
日本を属国化し、アフリカも押さえ、欧州にも進出した中国にとっては、残るアメリカさえ追い落とせば、世界征服も夢ではないと目論んでいたところ、突然日本の高市政権に足をすくわれたことになります。
結局、中国は「民主主義とは何たるか」を全然理解できていませんでした。
中国においては、政権が投票でひっくり返ることなど決して無いので、今回の日本の政権交代を想像もできなかったのです。
日本の政治変化のスピードについていけなかったのです。
勝手に「日本の政治家中枢も民間も全て中国に平伏している」と勘違いしていたことになります。
現在の中国は、習近平を「皇帝」とした独裁体制です
その体制を維持し続けるためには、先ず外面的体裁を取り繕わなければならなくなります。
そうでなければ権威を保てなくなるからです。
だから中国は非常に表面的な体裁を気にして、いつも不自然な位に権威ぶって見せることになります。
日本人から見て滑稽なくらいの尊大なふるまいは、ここから来ています。
今回、中国は高市政権から表立ってそっぽを向かれたことになり、自分たちの権威の失墜に直面しています。
中国国内の諸問題
①経済成長ペースの鈍化
②若年失業率の爆増
③不動産バブル崩壊
④人口減少
⑤外資撤退
等、内政は火の車状態です。
この状況でかろうじて保ってきた体面を高市政権によって木っ端みじんにされると、指導部のメンツが崩壊し、統治正当性も崩壊してしまう可能性があります。
このことは、「世界の中心である中国」という国民の集団幻想が崩れ去ることを意味しています。
その引き金を引いた大阪総領事のセッケン氏は、本国戻れば「人生が終わる可能性」すら有りえます。
現在は、習近平氏の健康問題があるので、先が読めない状態となっていますが、
もし、中国国民が「世界の中心」の幻想から醒めてしまえば、政府に対して反旗を翻す可能性があります。
小日本の新政権からそっぽを向かれている習近平氏を目の当たりにして
「なんだ、習近平といっても大したことないじゃないか・・」
と国民が失望し、権威を失うことを政権幹部たちは最も恐れています。
もし国民の反乱などによって中国の体制が壊れてしまうと、関わりのある国家は皆影響を受けるでしょう。
世界が混乱状態に陥る可能性があります。
もし本当にそういうことが起こる時、引き金を引いているのは実は中国自身になります。
中国自ら「自身の権威主義」によって追い込まれることになるでしょう
中国は「中華思想という幻想」を維持するために「権威主義」となり、その権威を維持するために「覇権主義」を保っているのですが、その維持のために多数の「犠牲者」を出し、カルマを積み上げました。
そのカルマが積み上がり過ぎて極まってバランスが崩れた時に反転が起こり、体制は崩れ去ってしまうでしょう。
独裁者というのは、絶対に無敵でなければならないのです。
弱みを見せると支配者ではいられなくなります。
弱みを露呈した段階から崩壊が始まることになるでしょう。
結論
今回の対日過剰反応の本質は
「体制の脆弱性が日本の変化(高市政権の誕生)によって露呈したため、中国は”反応しなければ内政が危ない状態”になった」ためです。