人間関係と社会心理

自信がない時はどうすればいいのか?不安と自信過剰の正体

自信がない時はどうすればいいのか?不安と自信過剰の正体

自信が無くてどうしても不安に駆られる時には、どうすれば自信を持つことが出来るのでしょうか?


知恵者の答え

自信がない時、人は「もっと自分を信じなければならない」と考えます。

しかし、無理に自信を持とうとしても、不安はなかなか消えません。なぜなら、自信とは感情をコントロールして作りだすものではなく、自分の能力、経験、失敗時の経験によって自然に生まれるものだからです。

能力があり、それを淡々と発揮して仕事をこなせる人には、そもそも自信があるかないかという感覚自体があまりありません。

できることはできる。
できないことはできない。

それらが明確だからです。

自分を大きく見せる必要もありませんし、必要以上に小さく見る必要もありません。できる自分も、できない自分も、そのまま受け入れています。過剰に不安がる必要がないのです。

つまり、自信とは単に「自分はできる」と思い込むことではありません。
自分に何ができて、何ができないのかを知り、そのうえで不確定な未来にどう向き合うかという姿勢です。

自信のない人と、自信過剰な人の両方が、実は同じ問題を抱えています。

一見すると、この二つは正反対に見えますが、両方が同じ土俵に立っています。
実のところ、どちらも失敗を正しく受け入れられていないのです。

自信がない人は、失敗を恐れます。

失敗したら終わりだ。
失敗したら人に迷惑をかける。
失敗したら自分の価値がなくなる。
失敗する自分を見たくない。

そう考えるため、動く前から不安に呑まれてしまいます。

この場合、不安の正体は能力不足だけではありません。もちろん能力が足りないなら、不安になるのは当然です。
しかし、能力があっても自信が持てない人もいます。そのような人は、自分が失敗することそのものを許せないのです。

失敗する自分を受け入れられない。立て直すために努力する自分を受け入れられない。いくら準備しても不安が残るのです。

本当に自信を身に着けたいのならば、成功だけに拘らないことが大切です。
失敗する可能性を見積もった上で、それでも前へ進める状態を作ることです。

失敗するかもしれない。けれど、失敗したら修正すればいい。
足りない部分があるなら練習すればいい。自分が取れる範囲で責任は取ればいい。
自分が背負う必要のない責任まで抱え込む必要はない。

そう思えるようになった時に、過剰な自信も、不安も必要なくなります。

自信がない時にやるべきことは、自分を無理に信じ込むことではありません。
まず、自分が何を恐れているのかを理解することです。

能力が足りないのか。
経験が足りないのか。
準備が足りないのか。
失敗した後のリカバリーの方法が分からないのか。
それとも、失敗する自分を許せていないのか。

自信がある人とは、成功できる自分と、できない自分の両方を受け入れられる人です。

不可能なことは不可能です。可能なことは可能です。無理に自信を持つ必要はありません。

必要なのは、地に足を付けて現実を見る力です。

自信をつけるために必要なことは、成功をし続けることではありません。
失敗を恐れず、失敗を受け止めることです。

その積み重ねによって、自信は自然と身に付くものになります。