今回の質問
幽霊の正体は何ですか?人が亡くなると、物質世界との縁は切れます。ですから、本来はこの世に物質的な存在として残り続けることはできません。
それにもかかわらず、昔から幽霊の目撃談は絶えず、取り憑かれた、気配を感じた、体調を崩したなどの話も各地に残っています。
これは一体どういうことなのでしょうか。
知恵者の答え
幽霊とは、死者本人がそのまま居座っているものではなく、生前にまき散らされた想念エネルギーの残骸です。
人が死ねば、肉体はこの世に留まれません。本人の意識そのものも、物質世界にそのまま張り付いて残るわけではないのです。にもかかわらず、なぜ人は幽霊らしきものに遭遇するのか。その理由は、死者が生前に周囲へ残した「カルマ」が、死後もその環境に残存するからです。
人は生きている間、言葉、感情、執着、恨み、恐怖、未練といった強い想念を周囲に絶えず放っています。その痕跡は、本人が死んだからといって即座に消えるとは限りません。むしろ強く煮詰まった想念ほど、その場所や人間関係の中に残りやすいのです。こうした死者の残留物を、世の中では幽霊と呼んでいる場合が多いのです。
幽霊に見えるものの正体は、死者の意識そのものではなく、その人が残した想念です。
浮遊霊や地縛霊と呼ばれるものも、本質的には同じものです。死者本人がその場に意思を持って住み着いているというより、その人が残した想念のエネルギーが残留し、それを感知した人が異常な気配や圧迫感として受け取っているのです。見た目が人の形に感じられることがあっても、それは見る側が人間として認識しやすい形に受け取っているだけで、中身まで本人とは限らないのです。
しかし、痕跡にすぎないからといって軽く見てよいわけではありません。ここを甘く考えると痛い目を見ます。
なぜなら、意識体ではなくとも、負の想念は人に現実的な悪影響を与えるからです。
強い恐怖、恨み、執着、苦痛が染みついたエネルギーに触れれば、体調を崩したり、気分が急に沈んだり、感情が乱されたり、精神が消耗することがあります。
意識がないから安全なのではありません。病原体のように、ただそこにあるだけで害をなすものもあるのです。
たとえば事故現場に不用意に近づいて自分まで巻き込まれるようなものです。相手に明確な意思がなくても、そこに危険物が色濃く残っていれば、触れた側がダメージを受けます。
負の想念エネルギーも同じです。だから、興味本位で心霊スポットへ行く、嫌な気配のある場所に何度も出入りする、面白半分で幽霊を呼び出そうとする。こういった行動はあまり賢いとは言えません。
幽霊とは死者本人ではない。死者が残した想念の痕跡であり、だからこそ本人の意思に関わらず、人を害することがあるので要注意です。
