その腹痛は、本当に”お腹のせい”?
突然ですが、ストレスでお腹が痛くなったことはありませんか?
「試験の朝になるとお腹が痛くなる」
「大事なプレゼンの直前には、トイレに何度も駆け込む」
そんな経験は誰でも一度はあるはずです。
そんな時に病院に行っても「特に異常はありませんね」と言われるのがおちです。
不思議だと思いませんか?
だって、痛いのは確かに”現実”なのに、原因が”見つからない”のですから。
これは、「意識」と「身体」が深くつながっていることに原因があるのです。
実は、人の「妄想」が身体を動かしている
人間の体は、想像以上に”頭の中の世界”に左右されています。
例えば
ある映像や言葉を思い出しただけで涙が出たり、ムカついた瞬間に顔が赤くなったりするー
その最たる例は、あの”何もしていないのに勝手に起こる現象”ー
思春期の男子の登竜門ーー妄想による勃起です。
これは、つまり
「物理的接触なしに、頭の中のイメージだけで副交感神経が作動し、血流が変化し、実際に身体が動作する」
という超高度なフィードバック現象なのです。
妄想で神経が動く⇒神経が動くから体が反応する
それでは逆に、
”リラックスする妄想”や”安心するイメージ”で自律神経を整える⇒腹痛や緊張が和らげられる
という話になってきます。
トラウマを克服する=体とこころの波動を調整する
【トラウマとは何か】
過去の”怖かったこと・悲しかったこと・恥ずかしかったこと”
これらは、記憶というよりも「体に焼き付いた波動(周波数)」です。
特定の言葉や場所、人の態度で、それがふっと蘇る。
すると、内臓が締まる。呼吸が浅くなる。心臓がドクドク言い始める。
それなら逆に、意識でその波動を”上書き”できれば、生理反応も再構成できるはずです。
・昔の恥ずかしい出来事を、今の自分の視点で見直してみる
・落ち着ける環境で、あえてトラウマを思い出して「安心」と一緒に再記録する
・そのトラウマの波動に「別の波動=別の意味付け」を与える
これらはすべて”波動の再チューニング=身体の音叉合わせ”です。
さて、ここで話はインドに飛びます。
インドの修行僧はなぜ雪山でも凍えないのか?
チベット密教やインドの古代修行僧の間では、「トゥモ瞑想」という技法が知られています。
この瞑想を極めた者は、氷点下の中で濡れたシーツを体に巻き、呼吸と意識だけでそれを乾かすと言われています。
実際、ハーバード大の研究でも、
修行僧が意識的に体温を8度近く上昇させている
という、驚異的な実験結果が、報告されています。
これは、どう考えても「人間が意識的に自律神経を制御している」
以外には説明がつきません。
外気温には関係なく、思考の力で、体が火を灯している。
こうやって見ると、「波動のコントロール」という言葉が、急に現実味を帯びて来ます。
・ストレスで内臓が痛むのも、
・妄想で神経が動くのも、
・トラウマで心拍が乱れるのも、
・雪山で体温を上げるのも
全部、”体で鳴っている周波数”が変化している現象なのです。
それでは、
自分自身で周波数(波動)を変える意識が持てれば、どうなるでしょうか?
意識で「今この身体はどんな周波数で振動しているか」を感じ取り、
「どんな音を鳴らしたいか?」を決めることが出来たら?
それは、体をコントロールするというより、
**”自分の中のラジオ局を再チューニングする行為”**です。
不快な周波数(波動)をただ我慢するのではなく、
**意識のつまみを少しひねって、ちょっと気持ちの良い音を鳴らしてやる**
と、全然違った日常が送れます。
妄想は恥ではなく、技術である
妄想ってバカにされがちですが、よく考えてみてください。
妄想一つで体は反応し、心は動き、行動まで変わります。
それを”コントロールできるようになる”というのは、
自分の神経系というエンジンに対して、ハンドルを握ることに他なりません。
誰かの言葉に振り回されてお腹を壊すのではなく、
自分のイメージで内臓を落ち着かせることができるのです。
目の前の現実がどうであれ、自分の中の波動は自分で決められるのです。
それが出来る人間を、私は”妄想家”とは呼びません。
脳内に落ち着くラジオ局を作ろう
不安な時、お腹が痛いとき、頭の中に一つのチャンネルを作ってみてください。
海の波がさざめく音でも良いし、
おばあちゃんの家のほんのりと包み込むような優しい匂いでも構いません。
架空の安全な診療所でも、なぜか出て来るヒカキンでもいいのです。
とにかくどこか別の場所に切り替える癖をつけるのです。
意識はラジオのチューニングと同じです。
今何が流れているかではなくて、
**何を流すか?**が選べるようになった時に
あなたの自律神経は、あなた自身に戻ってくるのです。