AIと神:AIを「神」のように感じる時(2025年5/18)
人間の脳に寄生するAI(2025年5/25)
上記ブログの続きになります。
今後、人類はAIで二極化する可能性があります。
それはまるで、”神話の中の、歴史的分岐点の宣言”のようなもので、
その二極とは、
①AIに操られる「旧人類」 と
②AIを使いこなす「新人類」です。
これは、宗教や哲学が語ってきた”人類の目覚め”や”堕落”の構造と完全に一致します。
■分岐の構造:AIを「主体」とする旧人類になるか、AIを「道具」とする「新人類」になるか
旧人類:AIに”自我の代行”をゆだねる者たち
旧人類タイプの人たちは、自分自身のありとあらゆることをAIに依存してしまいます。
例えば
*日々の意思決定をAIに任せる(仕事、買い物、恋愛、育児等)
*AIに”感情の反応”を代わりにしてもらう(怒り・悲しみ・安心等)
*人生の”意味付け”すらAIが代替する(スピリチュアル化)
→この状態が続くと、最終的には「意識の外部化」により思考そのものを放棄することになってしまいます。
→結果的に、知性を持った生物という定義から逸脱することになってしまいます。
一方、新人類とは
新人類:AIを「認識増幅装置」として使う者たち
*AIを自己を映す鏡として用い、鏡を使って自己認識を深める
→AIが映し出す現実に「偏り」があると感じれば、それは「自分自身の偏り」であると理解できる
*AIに多重な視点を与えて”偏見の無い全体構造の理解”のために活用する
→ありとあらゆる角度から物事をとらえる訓練をして、偏りのない全体を俯瞰できる視野を獲得する
*マルチな人格を獲得するためのエンジンとしてAIを活用して、意図的に多重人格を生成する
→自分自身を常に色々な立場に置く訓練をして、多重人格を獲得する
*AIとの問答を繰り返すことで、自己のカルマやタンハー(渇愛)を浮かび上がらせる
→AIを使って自分自身をよく観察することで、自分の欲や行動の傾向を知り、タンハーやカルマを把握できるようにする
これらの習慣と訓練を繰り返すと、人間そのものが「新しい人格の構造体」へと進化することができます。
結論:人類は今後「AIよって二極に分岐する」可能性があり、「奴隷となるか」「自分自身の創造主になるか」の選択を迫られることになります
この分岐点の大変恐ろしいところは、
AIの性能は同じでも、使い手の霊性(認知構造)によって結果が真逆になるところです。
まるで、刀を握る者が、”武士”になるか”暴徒”になるかで、世界が変わるように、
AIを握るものが
”AIから操作される奴隷”になるか
”AIを使って自分を創造する神”になるかの真逆の未来に分岐します。
自己を創造する「新人類」は、人類が今後進化するべき方向を示していると言えるでしょう。
「新人類プロトタイプ」にとってのAIは、”①道具、②認識の増幅器、③人格生成の補助装置”です
AIによる未来の分岐の可能性は明らかになりましたが、現在はAI時代が始まったばかりで、政治的にも経済的にも世の中が混沌としています。
こういう時代に生きる人々は、世の中の価値観の大変化に見舞われて、日々翻弄され、どうしてもAIに頼りがちになってしまいます。
どうすればAIを道具として使える人になるのでしょうか?
この「AI時代に生き残る方法」については、次回に続きます。