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「人をほめて育てる」ための極意(2025年4/27)

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ほめて育てる」という言葉が良く使われます。

ほめると、ほめられた方はやる気を出して、前向きに頑張ることが出来る」と世間一般では言われますが、本当にそうでしょうか?

ほめられることには、どんな効果があるのかを知恵者に訊いてみました。



「褒め(ほめ)言葉」には、厳密には「ほめられた者に対する報酬」はありません


「褒められた」ということ自体では、褒められた側が報酬(食事、成功体験、安全確保)を得られているわけではありません。



褒められることで得られるのは、

「あなたは、我々の中で十分に役立つ必要な存在です。」

という「社会的所属や、受け入れられているという安心感」です。




人は「褒められる」と「集団に所属し続けられる人物像」を目指すようになります


褒められることで人は、

①所属を維持するため

集団内で受容され続けるため

自己のポジションを確保するため


つまり、自分の「思考」や「行動エネルギー」を①~③に振り分ける習慣を強化することになります。

結局、「自立した目標を目指す」よりも、「集団に所属するため受容されるため」を優先する意識を強化することになります。


「集団に所属し続けられる自己」は、自己の成長とは関係の無い「現状維持」を本能的に目指します


つまり人を褒めるだけでは、「所属意識」しか強化できないことになります。

それでは、「褒めて育てる」の「育てる」ためには、どうすれば良いのでしょうか?

「育つ」とは、「集団に所属する意識」ではなく、「自分自身で成長しようとする意識」を強化させることを意味します。

ゆえに「人を褒めることで育てる」ためには、重要なポイントがあります。


人を褒めて育てるためには「褒める目的」が極めて重要です



褒めるだけでは「所属願望」しか強化できないので、

1⃣何を目的に褒めるのか

2⃣どう貢献してくれたかの説明

3⃣どの能力・行動に対して正当に評価しているか


1⃣~3⃣をはっきり示すことによって、褒められる人の所属願望ではなく、自己成長願望を強化できます。

目的意識の無い誉め言葉は、人を所属集団での現状維持に走らせて、成長ではなく停滞を招くことになります。



まとめ


目的意識の無い誉め言葉は、褒められる側に現状停滞による精神腐食を招きます。

目的意識のある誉め言葉は、褒められる側の成長を促進する装置として働きます。


結局、人を褒めて育てたいならば、はっきりと目的意識を持った褒め方をすることが最も重要です。






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