【質問】
最近、プチ整形に始まり、色々な美容整形手術が普及したことで、気軽に美貌を手に入れる女性が増えています。
美しくなれれば人生が変わりますか?
異性にモテやすくなって幸せな結婚が出来ますか?
整形手術が人生に与える影響とカルマの関係を教えてください。
【答え】
現代では化粧も進化しており、美容整形と化粧の区別が無くなりつつあります
例えば整形手術が無かった平安時代などでは、化粧道具は特別な階級の人しか手に入れることが出来ませんでした。
また、化粧の技術も民衆から見ると高度で特殊な技能でした。
ゆえに、この時代では美しい化粧をしている人は珍しく、大変もて囃されたのです。
当時の化粧は現代の美容整形以上の価値があったと言えます。
また一昔前の美容整形は、技術が未熟で危険度が高いために否定的な意見も多かったのですが、現代は安全性が高くなり一般化しつつあります。
そして今や美容整形に負けない位の高度なお化粧の技術も発達しています。
今後美容整形と優れたお化粧との区別が難しい時代がやって来るでしょう。新しい価値観が生まれることになります。
何れ整形美人はもて囃(はや)されなくなります
美容整形が化粧をすることと同じ位普通のことになると、皆が美人であることが当たり前になります。
そうなると元からの美人も整形美人も特別視されなくなり、モテることがなくなります。
女性が皆美人になってしまうと、男性は女性の顔以外に注目するようになるでしょう。
では、何処に注目するようになるのでしょうか?
そもそも異性にもてる基準は、男女ともに時代によってどんどん変わってきました。
言い替えれば、現代でも異性にもてるタイプは、変わりつつあるのです。
江戸時代から現代までの異性にモテるタイプの変遷
【江戸時代以前】
女性・・美しくお化粧をした女性がモテました。この時代は化粧道具を持っているだけでステータスになったのです。またお化粧の技術は高度で教養のある女性しか使いこなせなかったので、希少価値があったのです。
男性・・肉体的に頑丈で優れた男性がモテました。肉体的に頑健な男性が良く働くので好まれました。
【昭和の時代】
女性・・派手で目立つタイプのトロフィー的な女性がモテました。
男性・・内向的なインテリ・ホワイトカラーがモテました。
団塊の世代の男性に亭主関白が多く、妻に暴力を振るう男性が多かったため、女性に暴力を振るわないタイプが好まれたからです。
【平成、令和時代】
女性・・真面目で派手さの少ない賢い女性がモテています。昭和の派手な女性たちが不都合なことを散々しでかしたので、派手な女性が敬遠されるようになりました。
男性・・アイドル性があり、派手好きでトロフィー的な男性がモテるようになりました。
他の女性に自慢できるような、不真面目でもお金を持っている男性が好まれるようになりました。ホワイトカラーで頭脳明晰な内向的な男性のモテ期は過ぎ去ったのです。
以上から分かることは、時代によって異性にモテるタイプはどんどん変わってきたということです。
こうであると絶対にモテるというものは無い、ということです。
言い替えれば、何時の時代も、他よりも光るものがあるとモテると言えます。
つまり現代の女性が、美容整形によって他の女性よりも美しく輝こうとしても、美容整形で輝ける時代は終わりつつあるのかもしれないということです。
それでは、未来にはどういうタイプの人が異性からモテるようになるでしょうか?
その時に美容整形はどういう効果をもたらすのでしょうか?
美容整形で人生は変えられるか?化粧との違いは?その2「類は友を呼ぶ」につづく