【質問】
小泉進次郎氏が、自分が政権を取った暁には、年金の支給開始年齢を80歳にすると言っていますが、国民を蔑ろにしているとしか思えません。
本当に進次郎氏が政権を取れますか？
【答え】
小泉進次郎氏のこの発言は、父親の小泉純一郎氏の政権時代の郵政民営化の時と同じです。
進次郎政権は、国民年金の民営化を目論んでいます。
まさに正しい売国と言えます。
これは、竹中平蔵氏が打ち出した一大プロジェクトです。
「国が運営すると年金は上手く行きませんよね。だから民営化します。」
ということにするつもりでしょう。
団塊の世代の老人たちは、それでも小泉氏を支持する可能性が高いです。
自分たちにとって恵まれた政策が続いたので、今後も支持すれば上手く行くだろうと思い込んでいて、将来のこと等何も考えてはいません。
小泉氏が自民党総裁になれるかどうかは、まだ確定ではありません。
この年金の発言のリスクを他の自民党議員がどう捉えるかにも関わってきます。
もし国民が反発して自民党に逆風が吹くようならば、小泉氏は総裁選挙で、他の自民党議員の賛同を得られないかもしれません。
しかし、もし国民年金民営化の資金を餌にして米国の支援が取付けられれば、小泉氏が総裁選でがぜん優位になるかもしれません。
そしてもしトランプ氏が大統領になれば、この案に飛びついてくる可能性があります。
或いは、こんな舐められた公約を出されても何も反発しないような国民なら、日本は滅んでも構わない、というような米国からの試金石かもしれません。
高市早苗氏は正論だけではなく、少しは餌を蒔いて周りを動かす手練手管も手に入れた方が、勝算があります。
