カルトに嵌りやすい人とは?No.2「カルマと宗教のカルマ」&「お金と人間関係」
上記の二つの記事において、カルト宗教に嵌りやすい人には、「人間関係をコントロールすること」と「現実に対して臨機応変に対応すること」が苦手な場合が多いことを説明しました。
【質問】
人間関係をコントロールする=お金を管理して有効に使う=軸がしっかりした人
ということがわかりました。
具体的にはどういう人が、カルトに嵌らないで済むのかを教えてください。
【答え】
「胆が弱い」という言葉がありますが、まさに丹田のチャクラが弱いと「人間関係の管理能力」も弱くなります。
そして、「人間関係の管理能力」が弱いということは、「自分で生きる軸を持っていない」ことを意味します。
この「自分で生きる軸を持つ」ということは、よく勘違いされるのですが、「絶対に揺るがない信念」を持つことではありません。
むしろ逆に、現実に即してころころと変わることが出来る人のことを「軸がある人」と言います。
「軸のある人」は、ジャイロセンサーと同じように「何ごとにも臨機応変に対応」して「現実を見て決断して行動する」ことが出来ます
軸をしっかりするためには、他人を適切に扱える(人間関係を管理する)ことが大切になります。
そして、必要に応じてガラリと変わることが出来なければなりません。
変化の速い現代においては、今までの「やり方」や「あり方」に拘っていては、現実と合わなくなってしまうことが多いのです。
生き方の軸が無い人には、特有のオーラや体調の変調が見られます。
そして「生き方の軸が無い」状態が長く続くと、だんだん骨が弱くなって、癌にかかり易くなります。
自分自身の支えが確りしていない霊的状態が、自分の骨にも表れるようになるのです。
ゆえに人間関係を円満にするためには、自分自身が健康である必要があります。
体調不良は、人間関係の不和の原因になり得るのです。
だからいつも不機嫌な人は、不健康な証だと言えます。
そもそも人間関係とは、複雑で面倒なものです。
その面倒さを受け入れられる人は、人と円満な関係を築くことが出来ます。
反対に、人間関係が面倒だからと人を避けて逃避する人は、「怠惰な人」だと言うことが出来ます。
そういう人は、人間関係の面倒さに悩んで、そこから逃れるために宗教に嵌ることが良くありますが、
霊的な悩みを解決することと、宗教に嵌ることとは、全く別次元の話です
「霊的な悩み」とは、個人が持っている「霊的特性がそれぞれ違う」ことから起こり易い傾向があります。
そういう悩みは、人間関係が広いほど解決しやすくなります。
この点から見ると、宗教が教えていることは、具体性に欠けるファンタジー(妄言)だと言うことが出来ます。
具体的な霊的問題を抱えているにもかかわらず、宗教に嵌る人は、人間関係に対する現実的な考えが抜け落ちている人が多いと言うことが出来ます。
農耕民の悪癖が宗教カルトを先鋭化します
日本人に多い農耕民とは、自分の農地や産物を守るために、排他的でコミュ障になる傾向があることを説明しました。
これは長い年月を経るうちに、敵(農地を荒らす者)を追い出しさえすれば自分は上手く行くと思うようなタンハー(渇愛)を作り出しました。
しかし、このタンハー(渇愛)は農耕社会でしか通用しないもので、現代においては、必要も無くむやみに敵を作り出すことになっています。
このタンハーのあり方が、カルト宗教を先鋭化していくのです。
自分たち以外の人々や集団を、自分の宗教を害する敵だとみなして、どんどん攻撃的になってしまうのです。
現代は、自由主義社会で謂わば狩猟社会です。
現代を乗りこなすために必要な知識を知恵者に問いました。
以下の知恵者の言葉が、今の時代に必要な心得と言えます
①周りをよく見て、敵にするのではなく如何に利用するかを考えなさい。
②周りに振り回されるのではなく、しっかりとした一個人としての自覚を持ちなさい。
③人から命令されたことを考えずに行うイエスマンではなく、知恵を使って行動し、自分の言動に責任を持ちなさい。