円安がなぜ止まらない?・・No.1 今何が進行中なのか?
【質問】
上記の記事から現在三者が、三つ巴の利益争いに没頭していることが分かりました。
①一般の高齢者 VS ②政府、日銀、官僚(財務省) VS ③高齢資産家
その三者は、多くが高齢の団塊の世代です。
団塊の世代の高齢者は、なぜ次世代を育てようともせずに、自分たちの利益争いばかりに没頭しているのですか?
一体どんなカルマとタンハー(渇愛)からそうなっているのでしょうか?
【答え】
敗戦時の日本は、主だった都市が米軍の空襲で焼け野原となっていました。
日本の産業基盤が空襲で破壊し尽されたのです。
焼け野原の土地は、土地としての機能が失われており利用価値がなくなっていました。
団塊の世代は、先祖からの資産の恩恵が受けられなかった不運な世代です。
敗戦後の混乱の中で唯一価値のあるものは「お金」でした
ゆえに、団塊の世代は拝金主義者になりました。
そして生きていくために、ゼロからお金を得る手段を必死になって身に付けました。
一方、お金儲け以外の「文化や歴史、伝統を理解して先祖を敬う」ことや「人を育てることの重要性を理解して国家を繁栄させる」ことなどには、疎くなってしまいました。
この時代は、全てが破壊されたため何をやってもお金が得られる時代で、「働く人」こそが必要不可欠の最も価値のあるものでした。
現代と違って、一生懸命働きさえすれば、必ずお金が儲けられたある種の恵まれた時代だったのです。
この世代の殆どの人たちは、「お金こそが唯一絶対に価値があるもの」と、信じ込んでいます。
ゆえにひたすらお金を貯め込むだけで、土地を使って何かを起業したり、投資することや、人の為に動いたり、人を育てることなどの価値を知らない人が大半です。
本当は人を育てることこそが、最も将来に価値を生み出すのですが、そのことを知らず、残念ながら就職氷河期世代を犠牲にしてしまいました。
「お金こそが最も価値がある唯一絶対的なものである」という誤解
団塊の世代の人たちには、子孫(次世代)や親を犠牲にしてでもお金を沢山保有することが最も豊かなことだと勘違いしている人が沢山います。
出来るだけお金を貯め込むことで自分自身の豊かさが量れるものと誤解しているのです。
現在、団塊の世代の「お金第一主義」のカルマが極まっています
カルマが極まると、「お金があっても貧乏になる」現象が起こり始めます。
つまり、円がさらに下落して使えない貨幣になるか、又は少子化によって人手が不足して、どんなにお金を積んでも人が動いてくれなくなる可能性があります。
つまり、「お金を妄信して人に価値を見なかった」世代にとっては真逆の、「お金よりも人の方が価値が出る」時代が到来したのです。
これは、カルマが極まった時に必ずやって来るカルマ返しと言えます。
世界的にインフレが進行している現代においては、これから円貨幣がますます下落して価値が棄損され、役に立たなくなる時代がやって来る可能性があります。