【質問】
昨今のインバウンド増加で、外国人が日本のトイレの清潔さと洗浄便座に感動する話が取り上げられています。
一般の特に高齢日本人は、それを聞いて誇らしくて満足していますが、Z世代と呼ばれている人たちは、もっと突き放した「それがどうした」というような感想を持つようです。
この違いは何処から来るのですか?
【答え】
外国人たちが日本にやって来て、日本のトイレの清潔さと洗浄便座の快適さに感動して色々な発信をしています。
このことの受け止め方が世代で全く真逆になっています。
それは、世代によって置かれている境遇が全く異なっているからです。
老人世代は、日本のトイレの高評価が嬉しく大満足しています
老人世代は、外国人の日本のトイレに対する高評価に、改めて日本の素晴らしさを確認して自信を取り戻し、悦に入っています。
「最近、日本のGDPが落ちてるとか言ってるけど、まだまだ外国には負けない!
やっぱり日本は素晴らしい国だ!」
ところが、Z世代の受け止め方はどうでしょうか?
Z世代「それがどうした・・トイレが奇麗なのは、奇麗にする人がいるからだ・・」
「日本のトイレが、外国と比べて比べ物にならない位清潔で奇麗で心地いいだって?
それがどうした・・
日本のトイレが奇麗なのは、きれいに掃除する人がいるからだ・・
彼らを安く使って搾取して、きれいさを保っているだけだよ・・
それ位なら、トイレが汚くても構わない。その方がマシなくらいだよ。」
Z世代の受け止め方は、老人世代とは真逆になっています。
なぜZ世代はそんな風に受け止めるのでしょうか?
Z世代は、搾取されることにとても敏感です
Z世代の親世代は、殆どが就職氷河期世代です。
この世代は、上の団塊の世代から派遣労働者として、散々搾取されて安くこき使われている世代だと言えるでしょう。
Z世代はその親世代(就職氷河期世代)を見て、搾取されることの理不尽さを肌感覚で知っている世代だと言えます。
またZ世代は、人は立場や思想が違っても平等だという思想を、教育によって色濃く植え付けられた世代です。
その最たるものがLGBTなのですが、そういう教育によって、老人等の年長者に対する敬意や畏敬の念が殆どゼロの世代でもあります。
ゆえに、老人と自分たち若者は、全くの平等だと理解している世代とも言えます。
老人世代が、就職氷河期世代を食い潰すのを見てきた結果として、当然のことながらZ世代は、真面目に働くのはバカバカしいと思うようになった世代です。
真面目に働く親世代が、報われず食い潰されていくのを見ることで、Z世代には真面目に働きたい人が減ってしまいました。
真面目に働いても報われる可能性が低く、真面目に働くことは損だという風潮が根付いてしまったのです。
真面目に働く人がいなくなる風潮は、老人世代が積み上げたカルマから来ています
老人世代(主に団塊の世代)が真面目に働く就職氷河期世代を犠牲にして自分たちの繫栄を謳歌したために、カルマを積み上げた結果として真面目に働きたくないZ世代を生んでしまいました。
このカルマが行き着くところまで行くと、
病院や老人ホームで働くのは、外国人ばかりになるでしょう。
そうなると、病人や老人は今までと違ってぞんざいに扱われるようになるでしょう。
また、町に外国人が溢れると治安が悪くり、弱い女性や老人が、被害に合うことが増えるでしょう。