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マインドフルネス・祈り瞑想のメリット・デメリット

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マインドフルネスが一大ブームとなって久しいですが、古今東西より瞑想には実に様々な方法が存在しています。

大雑把に分けると、現在の瞑想は二種類に大別されます。

  • 現実を客観的に観察することを目的とした「観察」瞑想
  • 自己イメージや自我(セルフイメージや想念など)を強化するための「法力」瞑想

法力瞑想はアファメーションとも呼ばれており、セルフイメージを強くしたり、自己の内面を肯定することで、自分の能力や、自己実現能力を高めることを目的としています。

プラスのイメージを作り、そのイメージに自分自身を重ね合わせたり、セルフイメージを強化することによって自信を高め、自分の持てる能力を最大限に発揮できるようにします。


実際にはセルフイメージの強化は「瞑想」という特別な言葉で表現しなくとも、日常でも良く使われています。

例えば、水泳選手が本番前に最高のコンディションで泳ぐイメージを行うことでパフォーマンス上げたり、試験前に頭の中でリアルなイメージを思い浮かべてテストの内容をシミュレーションしたりします。

プロの役者は他人が何を考えているかをありありと思い浮かべて人の気持ちを汲んだり、もしくはその人に成り切ることで役を演じます。

神に祈り、神の力を授かり、導きを得るという所作も同じようにセルフイメージの強化に役立ちます。

自分の内面を癒したり、補助できるような力を得る瞑想、修験道や法力、祓いの力を得る時にもイメージ力が役立ちます。

投薬によるプラセボ効果。実際に、病に対して明らかなプラス効果を発揮することが知られているため、イメージする力は本当にバカにできない潜在力を有していることが分かります。

このように、人間のイメージ力というものは、かなり「強力な自己実現力」を持っており、非科学的だと一蹴することはできません。

カラオケやゲーム、漫画や読書なども、ある意味では現実では一切何も起こっていないにも関わらず、自己内面の変容や成長、ストレス軽減や感情的安寧を得ることができるスグレモノです。

マインドフルネス瞑想の功罪

マインドフルネス瞑想は、自信や感情の不安定性を克服できる一方、妄想や視野狭窄に囚われてしまう危険があるため、現実から精神が乖離しやすいというデメリットがあります。

マインドフルネス瞑想は、自身の集中力や権威性を高め、肯定的な感情を持ち、態度を変化させることで自己変容を起こし、望む現実を得る礎となります。

まったく同じ境遇にいた人でも、プラス思考を持って努力を繰り返す人と、あらゆる事に消極的なマイナス思考の持ち主、どちらが成功を掴みやすいかは論ずるまでもありません。

マインドフルな状態は、新たなアイディアを組み立てたり、発想を得るための起点ともなります。常にポジティブな感情を生産しているのですから、その感情を糧として様々な着想を糧に、行動を起こすことができます。慈悲の瞑想や、神に捧げる祈り、幸福を祈る所作などもこれに当てはまるでしょう。

しかし、マインドフルネス瞑想は、自分にとって不要な、むしろ内面に存在するだけで毒となるような空想・妄想を産み出してしまうリスクも孕んでいます。

自分の力の範疇外のもの、例えば心とは無関係の身体機能(失った腕は生えてこない)や、他人の在り方(他人の言動を思うままに操ることはできない)、思うままにできない物質的な事象(目の前に在る物を念じるだけで自由に浮かせることはできない)に対しては無力である、という事実があります。

特に自我意識、エゴを強化するために瞑想を用いた場合は、この轍を踏む羽目になり、瞑想が自己洗脳のような役割を果たしてしまいます。

「自分は誰よりも素晴らしい人間だ、これは当然の事実であり、自分にはあらゆる他人を見下す権利がある」

もしも、このアファメーションの内容が本当に現実的なものならば、実際には何も問題はないかもしれません。

権力者が多少傲慢にふるまっても誰も咎める者はいません。

それに、本当に素晴らしい人間ならば誰も口をさしはさまないでしょう。


しかし、それが明らかに本人にとって分不相応であり、身の丈に合っていない妄想であるならば、それは自分のみならず他者までも傷つけることになります。

扱い方の分からない分不相応な権力は身を亡ぼす引き金となります。

一時的に素晴らしい人間に見せかけたとしても、そのような人間としての社会的な役割を果たせなければ、いずれボロが出ることになります。

思い込むことは自分が現実をコントロールできる範囲においては、可能な範囲で現実を望む方向へとけん引する力がありますが、もしも身の丈に合わない事象を無理に我欲によってコントロールしようとすると、相応の反作用、しっぺ返しを受けてしまうということですね。

アファメーションを行う際は、自己の内面を可能な範囲で肯定しつつ、かつ現実においてそれがどのように作用するか、常に現実を見据えながら、無理にならないように、上手に自分の心と向き合う必要があるのです。

現実で行動を起こし、そこから今の自分の有り様を受け入れる。地に足を付けて努力していくことがとても大切です。

地に足を付けられない努力家は、みな身を滅ぼしてしまいます。

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