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治せない病 日本医療の弱点1

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人間の健康、そして不調の原因はなかなかに複雑なものです。

ケガや感染症、発達障害からメンタルの病、精神疾患まで、不調やその原因は非常に多岐にわたります。

とくに既存である細菌やウイルスによる感染、ケガによる不調、ガンなど分かりやすい原因であれば、病院での適切な処置や薬によって対処することができます。

しかし、不調の原因がうつ病であったり、メンタルの不調に対して現代医学は無力である傾向が強くなります。

様々な精神面の不調や原因不明の症状でも、適切な専門家の支援を仰げば、実際には何らかのサポートが受けられるものです。

しかし、現代の日本では実際にはそれがなかなか難しい状態にあります。

その理由は、実は手厚い医療保険制度にあるのです。

日本の国民皆保険制度は極めて優れており、たとえ重い病気に罹っても、諸外国と比べると極めて格安で薬剤処方や手術が受けられます。

盲腸の手術だけでもアメリカでは600万円かかるなどと言われています。(アメリカは特に高いですが)それが日本では数万円で済むのです。

こう聞くと患者側からすればメリットばかりに思えますが、日本の保険の弱点は、保険の利用を認められていない先端の治療には、保険の利用が認められていないという点にあります。

単純に制度的に見るだけではなんらデメリットがないように見えますが、実際にはそう単純にはいきません。

片方に格安で受けられる治療があり、もう一方には高額な治療方法がある。

そうなると、人間はどうしても安い方に飛びついてしまうものです。

例えば、歯医者の歯科治療にも似たような事例があります。

歯科治療には、歯を削って直す虫歯治療と、虫歯を作らないように予防する予防歯科、という2つの治療法があります。

できた虫歯を治すよりも、そもそも虫歯を作らないようにするほうが一見すると理に適っています。

実際に欧米諸国では予防歯科に特に力を入れており、虫歯そのものが近年劇的に減少しています。

しかし、日本ではいまだにできた虫歯を削って治す、虫歯治療が一般的です。


なぜでしょうか?その理由は簡単です。日本の歯科医院では、予防歯科には保険が適用されません。

適用されていたとしても一部に留まります。

そして、たとえ虫歯ができたとしても格安で治療が受けられてしまうものですから、皆、虫歯ができること自体を深刻に考えないのです。

結果としてできた虫歯を治療する、古い治療法に依存しきってしまうのです。


医療の他の分野でも、まったく同様のことが起こっています。

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