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後継者に伝えるべきものとは・・腑抜けの跡継ぎを作らない方法(2022年5月2日)

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【質問】

よく「初代は立派でも、二代目が出来が悪いと会社が潰れる・・・二代目は腑抜けが多い」などと言いますが、なぜそうなるのでしょうか?

どうすると立派な二代目が育ちますか?

【答え】

会社のオーナー社長が立派な跡継ぎを作るための教育方法について解説します。

社長が自分の子どもを立派な跡継ぎにしたいなら、自ら進んで子どもを教育しなければなりません。

最もよくない例は、有能な社長が子どもの教育をさぼり、妻(会社経営には無能な)に丸投げにする場合です。

子どもの教育を全面的に任された妻はどうするでしょうか?

 

裕福で、経営には暗い妻は、お金に物を言わせて子供に対して教育のステータスを与えます。

例えば、○○大学の◎◎学部の学生等を家庭教師につけたりします。

子供が家庭教師から学ぶのは、勿論知識的なものもありますが、何と言ってもお金に物を言わせてステータスを買うことなのです。

そして、学歴でトップさえとれば、自分自身に価値と箔が付くのだと学んでしまうのです。

この学びには、哲学や価値観念などは含まれません。

この状態が続くと、究極の阿保社長が誕生します。

①何のために学歴を身に付けるのか・・

➁何のために社長に就任するのか・・

③何のために金を使うのか・・

が全く分かっていない無能な社長になる可能性があります。

つまり、自分が抱えているものの価値が全く分からない経営者が誕生してしまうのです。

例え、大学の経営学部を出ていたとしても結果は同じです。

日本には「学歴が高い方が優秀である」という誤った認識があり、それが社会に影響して尾を引いています。

だから、社長である親の学歴を子どもが越えてしまうと、親を軽んじて蔑ろにして経営が上手く行かなくなるのです。

この子供は物心が付いたころより、人の優劣を学歴のみで判断するような教育を受けてしまったと言えます。

このような跡継ぎが育つ理由は、日本の「見て学べ」という昔からの慣習も影響しています。

この「見て学べ」は、現代においては実は非常にまずいのです。

昔の優秀な社長は、この「見て学べ」の習慣で鍛え上げてきた人たちですが、これは、昔の徒弟制度に於いてのみ、有効に作用したのです。

徒弟制度に於いては、大勢の跡継ぎ候補の中の最も優秀なトップが、跡を継いでいったのです。見て学べない者は敗退していきました。

この徒弟制度に於いて学ばれたのは、細かい商売の方法などではなく、商売の理念そのものだったのです。

理念を、肌身で感じ、見て学んで身に着けた者が、優秀な跡継ぎになっていったのです。

見て学ぶ対象とは、商売なら店主そのものであり、会社ならば社長そのものなのです。

現代の跡継ぎには家庭教師等が手本になっているので、家庭教師等を目指すのならば、見て学べますが、経営の手法や、理念を学ぶ機会は全くないのです。

にも拘らず、現代の経営者は、最も優秀な部下を差し置いて、経営理念を見て学べていない我が子を、跡取りにしようと我を通してしまうので、悲惨なことになる可能性が出てくるのです。

これは、経営者自身が子どもの教育をさぼって、肝心の経営理念を教えずに、妻に丸投げにしてしまったことが原因になっています。

この傾向は、日本の経営者で多く見られます。欧米の経営者は少なくとももう少し子どもの教育に熱心に取り組んでいるようです。

会社経営をしっかりと運営していくことには、あとを継ぐ子供に経営理念をしっかりと受け継がせることも含まれるということです。

それが社長や経営者の務めになります。

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