人は常日頃、様々な人の念の影響を受けており、受け取る念次第では大病を患ったり、命を落とすことさえあり得ます。
「念」とは何でしょうか？
それは即ち自分の持っている「意図や意識」であり、他者に伝えられる、もしくは伝え得る「情報」であり、他者を動かすことの出来るパワーを秘めた「法力」であり、「権力」であると言えます。
人間は誰であれ、何らかの権力を持っています。ここで言う「権力」とは、単に人を支配できる力だとか、人を思いのままに出来るような「支配力」のことではなく、純粋に「人を動かす力」の事を指します。
人を動かし得る力というものは、単に喧嘩に強い、能力が高い、金銭的に勝っているがために発揮できるものではなく、発言権や信頼度、社会的な立場や地位によって変化します。
どんなに喧嘩に強くても人望がなければ人を動かすことは難しいでしょうし、どんなに多額の金銭を持っていても、正しい使い道を知らなければ、その権力（お金の力）を有意義に発揮することはできなくなります。
反面、財力や武力がなくても、有名なだけで付いてきてくれる人や助けてくれる人がいることがあります。また、多くの人から頼られ、信頼されていれば、沢山の人が自分の発する言葉に耳を傾け、同調して行動してくれるようになるでしょう。
有名人でなければ念を発揮できないのか？と言えばそのようなこともなく、例えば道行く人にあなたが何らかのお願いや街頭活動を行えば、耳を傾けてくれる人がいるでしょうし、日常の中で挨拶をすれば、答えてくれる人も居るでしょう。
このように、どのような人であれ、何らかの「人を動かす力」は持っているものなのです。
自分自身の身体でさえ、自分の「念」が意図した結果として動いていると言えます。
念力で物質を動かすことは出来ませんが、実はサイコキネシスを使うかのごとく、「人を動かす」ことができるのです。
現代でも昔でも、「人生で成功する秘訣は、人を動かすこと」に違いはありません。
他者を大切にし、他者を如何に活かすか、を日々考えながら行動すれば、その人の念力のパワーが増して、人生はより実り豊かな有意義なものになるでしょう。
