No.1で、日本の現政権が、ロシアのウクライナ侵攻に関して、大変強硬な対抗措置に出ている理由を説明しました。そして、北方四島を取り戻す方法はいくらでもあるということを述べました。
今回は、その方法を具体的に述べてみます。
【その一】
先ず、ロシアがウクライナに侵攻する前でしたら、こんな方法がありました。
①北方領土の開発に、隣国の○○人が大勢参加できるように積極的に誘致活動をする。
②○○人が我が物顔に北方領土で活動するので、いずれ現地の●●●人と問題を起こして対立するようになる。
③○○人が島を実効支配をするようになる(日本がバックアップ)と、住み辛くなった●●●人が島から退去することになる。
④その後、アメリカに乗り込んでもらい、「北方領土は日本の領土だ」と宣言してもらう。それを日本の後ろ盾として、○○人には有利な条件で島から撤退してもらう。最終的に日本が実効支配する領土となる。
*この作戦は、表面上ロシアと友好関係を保っていなければ実行できません。ロシアを完全に敵に回した今となっては不可能な作戦になりました。
【その二】
今後、残されている作戦は、日本の防衛力を高めることが前提となります。
ロシアが問題なく返還に応じそうな作戦は、
①日本がアメリカとの軍事協定を中断する
➁ロシアに対して、アメカの侵攻から守るので北方領土を返還するように申し入れ、自衛隊で北方領土を守る。さらにロシア軍が北方領土に駐留することは認める。
このような条件でしたら、ロシアはウンと言わざるを得ないでしょう。
しかし、米との軍事協定を中断するのは、日本にとってはリスクが高いので、今のところ非現実的と言えます。
【その三】
ロシアの内部崩壊を仕掛けてプーチン政権を追い落とす作戦。
今現在、米国がメディア、その他を使って実行している作戦です。
日本が実行できるようにするためには、日本もスパイ活動や、破壊工作など普通の国が秘密裏に行っていることに取り掛からなければ不可能な作戦です。
ロシア国内が混乱したところで、どさくさに紛れて北方領土を取り返す作戦です。
【ロシアの事情】
ロシアが最近、北方領土で軍事訓練を行ったり、日本海に向けてミサイルを使った軍事演習を行っていますが、これは、日米から挟み撃ちをされることを恐れての牽制です。
ロシアにとっては、ウクライナで米軍から攻撃されて、同時に日本の自衛隊が北方領土に攻め入ってくるかもしれないという危機感があるということです。
のんびりと他人事のように構えているのは、どうも日本だけのようです。