チャネリング 仏教と瞑想

不幸を避けるための瞑想

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勉学や仕事、ニュースのチェック、人付き合いなど、人間は生活しているだけで非常に多くの雑事をこなさなければなりません。

特に情報社会の現代では、町をちょっと出歩くだけでも看板や広告など溢れんばかりの情報が次から次へとなだれ込んできます。

しかし、人間の頭脳は、そんな大量の情報を日頃から受け取り続けていると、疲労困憊してしまいます。

そのため、脳は自分を守るために、無意識のうちに入ってくる情報のほとんどをシャットアウトしています。

情報を受け取っているだけで頭が手一杯になっていると、見聞きしたことや体験したことを振り返り、学び、活かすための糧とすることも忘れてしまいます。

最近、急に身体に痛みが走ることがある、なんだか友人や家族の様子がおかしい気がするなど、なんとなく気付いてはいるけれども、気にとめていないことがよくあります。

読書やゲームに熱中していると、周りから声をかけられてもまったく気がつかなかったり、車が近づいていることに気付かずに事故に遭ってしまうということもあります。

日常の雑事に忙殺されているために、日常からもたらされる小さなメッセージを無視し続けてていると、とんでもない不幸に見舞われてしまうものです。


例えば、日頃からケーキやラーメン、脂っこい食事を続けたせいで、不摂生が祟って糖尿病を患っている人がいます。

しかし、本人にはその自覚がほとんどありません。特に自覚症状もなく、生活にも困らないので病院に行くこともありません。

せいぜい、「最近ちょっと疲れやすいな」「よく喉が渇くなあ」程度の認識しかありません。

しかし、その状態を何年も放っておいた結果、ある日突然片目が見えなくなってしまいました!

血糖値がずっと高いまま放っておくと、足の神経が麻痺し、腎臓の機能が衰え、全身の血管がボロボロになってしまいます。

糖尿病が進行しつづけた結果、ついには目の血管が冒され、失明してしまったのです。


日頃から妻にとてもきつく当たっている男がいます。

妻を顎でこき使い、食事や家の掃除をしてくれることに一切感謝することもなく、家ではいつも偉そうに命令してふんぞり返っています。

このような扱いに日頃から不満を抱いていた妻は、それとなくと不平を述べていましたが、男は全く妻に気遣う素振りさえありませんでした。

しかしある日、ついに妻は男に愛想を尽かし、突然家から出て行ってしまいました。

男は、家事を一切できなかったため、たいそう困り果てて身体を壊し、会社を辞めてしまいました。

このように、大きな不幸がもたらされる前には、日頃から様々な小さな予兆やメッセージが少しずつ自分に語りかけているものです。

しかし、日常の仕事や雑事に忙殺されてしまい、自分自身の在り方を振り返ったり、周囲の人が出す小さなサインに気付く余裕さえなくなってしまうと、非常に重要なメッセージに気付く機会も得られなくなってしまいます。

このような不幸を未然に防ぐためには、日常に隠されたヒントや体験を見つめ直し、そこから気づきを得るための心の余裕、時間を作らなければなりません。

瞑想のために時間を作り、瞑想を続ける理由は、このようなメッセージを聞き逃さないためでもあるのです。

日常を通して得られた体験や経験は、自分の記憶や心身に様々な形で刻まれています。

それは、なんとなく感じる違和感や不快感かもしれませんし、痛みや不調という形で現れることもあります。

瞑想をマスターすれば、それらの情報に深く集中し、様々な気づきを得ることができるようになります。

このように瞑想を続けていると、思考がどんどんクリアになり、様々な物事に対する理解力が深まり、非常に多くの智惠を日常から得られるようになるのです。

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