玉石混交の情報が氾濫する現代において、何を信じるか、信じないかは、まさにあなた次第です。
チャネリングと一言で言ってもその手法は様々です。
以下、よく取り上げられるチャネリングを行うチャネラーのタイプです。
・自分が霊視をして得た観想を言葉にするタイプ
・ひらめきや直感によって得た情報を伝えるタイプ
・自分の脳内妄想や思考を幻覚として視るタイプ
・意図的に他者を誘導するために情報を創作するタイプ
・自分以外の無意識レベルに存在する「何か」に肉体を明け渡すタイプ
これらはいずれも情報を発信する、という点において共通していますが、情報を得る手段は各々が全く異なっています。
「情報」という性質の共通点として、それらが全て「他人よりもたらされたものである」という一言に尽きます。
その「情報」の持つ特性のため、それらが全て事実であるという保証はどこにもなく、全てが虚構であるということさえあり得ます。
この「情報」に人間は日々突き動かされ、振り回されているのです。
そのため、情報とは何が事実で、何が虚構であるかを常に自分で判断しながら受けとらなければなりません。
私は理屈屋ですから、できる限り理論的に、わかりやすい情報を発信するよう心がけています。
スピリチュアルも同じことです。信じる必要はありません。事実を自分の目、そして頭を使ってしっかり確認することが大切です。
私は、信じなければならないスピリチュアルは必要ないと考えています。
多少話がそれましたが、要はチャネリングというものも、情報を得るための一手段である、ということです。
風の噂程度のものや、本当に人生の指針として価値のある情報もあります。
テレビやラジオ、Twitterと一緒です。
非常に為になる番組もあれば、まったく信じるに値しない情報の宝庫でもあります。
チャネリングはその名の通り、情報をキャッチできるような体制に自分自身を整える必要があります。
実際にチャネリングを行っている方々に共通している特徴は、「かかった状態になる」という点でしょう。
例外はあるでしょうが、基本的に我々が生きている「五感の世界」以外から情報を得なければなりません。
この点だけは共通しているでしょう。
しかし、この「五感以外の世界」という点が意外とくせ者なのです。
脳内の記憶のフラッシュバックも五感以外からもたらされる感覚でありますし、認知機能の変質やエラーによって新たな存在や情報を脳内に作り出すといったことも容易に起こりえます。
脳内で意図的に情報を創作することもできるのです。
そのようにして作られた情報は、それこそ情報ではありますが、マンガやゲーム等の非現実世界と相違はありません。
面白い情報や興味深い情報であったりするかもしれませんが、それらが現実の困難や問題の打開策となることはあまりないでしょう。
記憶から得られた情報が信じるに値しないかといえば、当然そんなことはありません。
様々な専門家の意見や見識も、深く学んだ結果としての「記憶」より紡ぎ出されているものなのです。
即ち、チャネリングにより得られた情報が脳内の妄想であれ、思考であれ、学んだ記憶の断片であれ、五感以外の感覚から得られた情報であれ、それらの情報がどこから得られたものであるかをチャネラーが明示できることが大事です。