チャネリング 仏教と瞑想

いじめが起こるメカニズム

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学校でいじめにあった時の対処法について学びました。

それでは学校でのいじめそのものは、何故起こるのでしょうか?

また、どういう人がいじめられるのでしょうか?

また、いじめられることを避ける方法はあるのでしょうか?

【答え】

いじめのターゲットにならないようにすることは大変難しいです。

残酷なことを言えば、他者をいじめることが出来ない人が、いじめられるターゲットになります。

いじめというのは、弱者を一方的にいたぶる行為です。

他者をいじめることが出来ない人には、2パターンあります。

①倫理的理由で他者をいじめることに抵抗のある人

②単に一番弱い立場の人

両者ともいじめられる側になり得ます。

①は、権力者(いじめる側)に抗おうとするから、つまり同調しないのでターゲットになる可能性があります。

いじめることを封印していること自体が、いじめる側に対して「私は弱者です」と標榜していることになります。

②は弱くて抵抗できないので、その社会の最下層に属しているからターゲットになり易いのです。

実はこれは、大人の社会の縮図でしかないのです。

いじめとは本能的な権力争いで、大人社会では常態化していることです。

大人から社会的価値観、ものの考え方、生存するための行動様式、人としての本能を受け継いだ子供たちが、

大人社会の縮図を学校内で再現しているとも言えるのです。

大人社会から搾取、迫害、虐待が無くならない限り、学校の虐めはなくならないでしょう。

人類の霊性がもっと高くならない限り、いじめを無くすことは無理でしょう。

もし、今の人類の状態のままでいじめを無くすとすれば、いじめる側を抑圧できる強大な権力と武力を必要とします。

そうすればいじめは無くなるでしょうが、今度は皮肉なことに、いじめる側が権力者から虐められる・・という構図が浮かび上がってきます。

ここから分かるのは、自分自身がいじめの対象にならないようにするためには、常に権力者側について、その権力者が自分の権力を守るために敵対勢力を攻撃することに、加担する事に尽きます。

但し、この権力者とは、いじめる側という意味ではなく、自分が関わっている最大権力者(警察、社会、マスメディア等)のことです。

これはまさに、戦国時代の武将の乱世を生き抜く方策です。

このような人間社会において、権力を持つ勢力に逆らっては生存できないという現実は、まさに野生における自然界の法則そのものです。

すなわち、一見すれば野生の世界からは脱却しているように見える人間社会でも、この自然界の法則が厳然として働いており、人類が弱肉強食の野生の世界からまったく脱却できていない、という事実の一端を現しています。

人間も本能の衝動に突き動かされている動物と変わらないということです。

人間がさらに進化するためには、この本能や衝動に突き動かされている状態から脱却し、真の意味での知性と高い霊性を磨き続ける必要があるでしょう。

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