【答え】
死後の世界は、世間一般に言われているような「天国と地獄」というような単純なものではありません。
人が生きている時は、魂が謂わば肉体という檻の中に閉じ込められていて、むしろ他者の想念の攻撃から守られています。
人は生きている時には、他者に対してありとあらゆる行為と想念を放出します。
そして他者はそれに対して色々な行為や想念で反応します。
人が死ぬと肉体が無くなり、裸の魂となるので、自分に対する他者の想念をもろに全身で受け取ることになります。
人は死後に、生前感じることのなかった、自分が他者に与えた苦痛やあらゆる感情の結果を、そっくりそのまま感じることになるのです。
もちろん生前の善行による歓喜と恩寵を受け取ることもあります。
生前に感じることを拒否して繰り延べしてきた、一方的に他人に与えた行為、想念こそが自分自身の死後の世界といわれるもので、
まさに自分自身で生前に創造した世界にそのまま存在し続けることになります。
そして自分自身が出す想念を瞬時に受け取る世界です。
自分自身が他者に対して発露したものは、悪意も善意も全て自分自身で受け取らされ責任を取らされる世界とも言えます。
死後の世界とは生前、自分自身が他人に与えた善行や悪行によって成り立っていると言えます。