チャネリング 社会情勢

だれも言わない「少子化の根本対策」(2023年4/25)

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【質問】

現在、少子化問題が、日本にとって最重要課題になっています。

政府も色々な政策を試みているようですが、全く効果を出せていません。

本当に効果のある対策はあるのでしょうか?


【答え】

少子化には様々な原因がありますが、今回は「子どもを作る」ということに関しての回答となります。


この「子どもを作るかどうか」という問題は、実は若者よりも高齢者自身の問題なのです。


人は、本質的に社会において何らかの上の地位、または管理する立場にならないと、自分の子どもを作ろうとしない傾向があるのです。

よく貧富の差による結婚率の違いが論じられていますが、これは意欲の問題であって実はそこまで大きくは関係しないのです。



少子化の最大の原因

少子化の最大の原因は、高齢者が若者から社会における裁量権を奪っているからにほかなりません。

上の世代が若者に対して安定して子どもが作れるような社会的地位を与えないことが最も大きく影響しているのです。

自然界における哺乳類について考えてみます。

例えば、サルの社会においては、最も強い立場のオスのボス猿が、メス猿を総取りします。

その他の哺乳類においても一番強い地位の雄ボスが、雌たちを管理して他の雄を見張ることが普通です。

これらのことから、哺乳類においては普通、群れの数や種の数をどう維持するかの裁量は、種を管理する側が決定していると言えます。

これは人にも言えることで、

日本における戦前の「産めよ増やせよ」政策や、戦後の「核家族化と人口抑制政策」など、常に政府が決定して指導してきました。

つまり、人口を増やすか減らすかは、常に管理する側が決定してきたのです。

では、現在の世の中の管理者は誰でしょうか?


現在の日本の管理者は、高齢のドン的な政治家や、企業の高齢管理職なのです。

つまり、どちらにしても日本社会を牛耳っているのは、高齢者たちなのです。

言い換えれば、現在の日本の子どもを作る決定をしているのも政財界の管理者の高齢者たちだという事になります。

本能的な観点から見て、日本社会の子どもを増やすかどうかを決定しているのは、若者ではなく、高齢者だという事になります。


つまりもし、本当に日本の子どもを増やしたいならば、

①老人自身が子どもを作る。

②若者に裁量権(社会を管理、維持する権利)を明け渡す。

の2択のどちらかを選ばなければなりません。

実は、この②の若者に裁量権を譲るというのは、本来ならば老人管理者の義務なのです。

現在の高齢管理者たちは、①も②も不十分で、管理者側でありながら、どちらの義務も果たしていないと言えます。

それでは、この管理者たちが若かった頃の日本社会はどうだったのでしょうか?

現代の日本社会の管理者が若者だった頃の、老人たちはどうだったのか?

この管理者が若者だった頃の老人たちは、一定の年齢になると次世代にさっさと地位を譲って引退しました。

定年も早かったのです。

次世代に早く管理権を譲ることが、自分たちの義務と心得ていたからです。

だからこそ若者が、早い頃から社会の第一線で活躍出来て、技量を磨けたのです。

さらにその時代の管理者たちは、仲人として率先して若い男女の仲を取り持ち、結婚させて子作り支援をしました

それも、管理側の義務だと心得ていたのです。

だから当時の若者は、結婚願望がそれ程強くない人でも、上司から薦められた安心できる相手と結婚して、家庭を築いていったのです。

この時代も、若者を結婚させて子どもを増やしたのは、管理側だったのです。

これらのことから導き出されるのは、

現代の若者は、自ら結婚しなかったり、自ら子どもを作らないのでは無いということになります。

若者たちは、本能的に上の管理者の命令に従っているのです。

なぜそうなるのでしょうか?


若者から裁量権を奪っていることの結果

若者から裁量権を奪うと、どういうことになるのでしょうか?

裁量権が無い若者たちは、同時に国家に対する責任感が無くなります

こうなると、本来は裁量権を奪っている側の老人たちが、国家に対しても少子化に対しても責任を持たなくてはいけなくなるのです。

ところが、現代の高齢管理者たちは、その責任を放棄しています

では、なぜそうなるのでしょうか?

社会に責任を果たさない高齢管理者とその原因                                                                                                                                        

彼らがなぜそこまで無責任になってしまったのか・・・

高齢の管理者たちは、すべからく現状維持派で占められています。

つまり、イノベーションに対して消極的なのです。


現在の日本の大きな欠陥である改革に消極的な傾向の最大原因は、若者ではなく高齢管理者側にあるのです。

彼らは、バブルで大失敗して負け犬となり、がっくりきて、角を折られたサイ状態になっているのです。

それは、時代の流れでもあり、致し方のない部分もあるのです。

ところが、負けて消極的な人生を送っているにも関わらず、ポストを手放さないことにだけは執念を燃やして、ポストを若者に譲らずに占領し続けていることが最大の問題なのです

ここには欧米とは違った、日本社会の特殊な事情も関わっています。②に続きます。

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