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優越感中毒の人間

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人間は、いつの時代でも、人から与えられる評価や印象、評判に振り回されて生きています。

昔から名誉や地位を重んじて、恥と見られるような立場に甘んじることを良しとするような人は殆どいません。

目に映る人から自分がどう見られるか?どう評価されるか?に、自分の存在そのものが左右されています。

下に見られて舐められれば腹が立ちます。

上に見られるだけで魔法にかかったかのように心地よくなります。

この反応は、実害があるかどうかには全く関係がなく起こります。


ネットでしか対面しておらず、お互いに顔を見たことさえ無いにもかかわらず、目に見えない「敵」とのメンツを賭けた言い争いは絶えることがありません。

この不思議な人間の「性質」は、人という生き物に備わっている「本能」であると言えます。

下に見られるだけで腹が立つ、人より上に立つだけで快楽を感じる、という癖は、自分自身で意図して身につけたものでないはずです。

人より上に立っていると錯覚するだけで、まるで操られているかのように、私たちは快感を感じてしまうようにできています。

この人間の本能は、厳しい自然環境や、理不尽な人間関係を耐え抜くために、先祖代々から鍛えられてきた自然界の知恵には違いありません。

舐められて不利な立場に置かれれば、命を脅かされてしまいますし、上だと見なされるだけで周囲から尊重され、様々な利得が得られてしまうものです。

弱者だと見做されれば見向きもされなくなり、強者だと認められればあらゆる横暴さえ許される・・・悲しいことに人間社会にはそのような傾向があることは認めざるをえません。

しかし、どこの誰かも分からないような相手と言い争いになり、果ては刃傷沙汰にまで発展してしまう。

日頃から優越感の快楽に振り回されてしまい、人を見下すことを繰り返していれば、思わぬところで恨みを買って人生を左右しかねないような大きな被害に遭うこともあります。

この「マウント欲」「支配欲」に振り回されると、他者を傷つけ、人間関係を破壊し、恨みを買い続けてしまうことで、人生を破滅させてしまうことさえあるのです。

「優越感」も「食欲」や「性欲」などと同じです。

みだりに快楽を求め続けてしまえば、肥満や性病などと同じように、あなたの人生そのものを病気に変えてしまう力を持っているのです。

あなたは気づかないうちに優越感という名の本能、快楽に振り回されてはいないでしょうか?

このような衝動に振り回されないようにするためには、「自分が日頃からどのような衝動に振り回されているのだろうか?」と、

「心の動きの一挙手一投足を観察し、自分自身の癖を理解する」ことが、大切なのです。

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