チャネリング 社会情勢

耕作放棄地はなぜ生まれたのか・・それは「空襲」と「テクノロジーの進化」2022/6/4

↓毎日クリックありがとうございます。

【質問】

日本の風光明媚な田舎では、耕作放棄地の問題が悩みの種になっているようです。

先祖伝来の田畑、山林などの引き取り手が無くなり、耕作放棄地が増えることで、地方の自治体が悲鳴を上げていいるようです。

本来の受け継ぐべき子孫は、仕事と利便さを求めて都会に出てすっかり都会に定着し、身内がいなくなった田舎には帰らなくなるのです。

例え帰りたくとも仕事が無いので帰れず、田舎の不動産価値のない土地への興味が薄れてしまいます。

土地を地元の市町村に寄付したくともそういう土地ばかりなので、地方自治体も、土地の寄付を断っているようです。                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                             

耕作地が放棄されているのは、本当にもったいないと思います。

〇国人の日本の土地購入熱が高まっているそうですが、耕作放棄地は今後狙われそうな気がします。

外国人に日本の不動産が買い占められていくのは、大変問題だと思います。

なぜこんなことが地方で起こっているのでしょうか?根本原因は何ですか?

これから食糧難の時代がやってきそうなので、何とか有効利用は出来ないでしょうか?

【答え】

耕作放棄地が出現したのは、実は第二次世界大戦が切っ掛けなのです。

米軍は、殆どの日本の主だった都市を、焼夷弾や爆弾によって破壊しました。そして焦土化しました。

この時の爆弾の重金属や化学物質などによる土壌汚染が、実は土地に深刻な影響を与えました。

この土壌汚染によって、樹木は育つが、農作物には向かない土地が沢山出現したのです。

戦前にはちゃんと耕作できていた豊かな土地でも、なぜか戦後には上手く作物を生産できなくなってしまったのです。

いくら手間暇かけても上手く作物をつくれない土地は、割が合わないので放棄されてしまいます。

耕作に向かない土地が、耕作放棄地になっていったということです。

実は米軍も、そのことを意図していたようです。

こういう土地は、いくら〇国人が買収しても使い道は無いでしょう。

日本の土地や人を生かすためには、それ相応の苦労が必要なのです。

更に、作物そのものの問題もあります。

戦前に耕作されていた作物は、悪環境に強い品種でした。

それに対して現代の品種は、悪環境に弱い品種だと言えます。

悪環境には弱いけれども、特定の環境に置けば爆発的に育ち、大量生産できる品種が多いのです。

現代の農作物は、昔よりも少ない面積で大量に育つように品種改良されていますが、そのためには環境を適切に整える必要があるのです。

結局、環境を整えるためには莫大なコストがかかるので、見合わなくなってしまうのです。

昔と比べて、少ない面積で作物が十分に取れるように品種改良されているので、残りの土地は要らなくなります。

耕作放棄地にも適した作物を品種改良して育てれば、いくらでも利用する方法はあるのですが、食料が十分足りて困っていない現代人は、多分そういう方向には取り組まないでしょう。

外国から輸入すれば、幾らでも安い農作物が手に入りますので。

現代はテクノロジーの進化によって、人が暮らすために必要な土地の面積が少なくなっています。

農地も住宅も少ない面積で同じ人口を賄えるようになっているのです。  

だから不要な土地が出てきても当然と言えるのです。

-チャネリング, 社会情勢