チャネリング

続けるべきか、やめるべきか。仕事、学業、努力と成果。

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仕事、学業、趣味など、様々な成果を上げたり、スキルを磨き続けるためには、根気よく努力し続けることが必要です。

しかし、ブラックな仕事を無理に続けて健康を壊したり、継続し続けても大成しない人もいます。

時には思い切ってやめた方が人生が好転することもあります。

やめるべきか、続けるべきかの判断はどのように決めれば良いでしょうか?





人間には、生きるうえで自分で定めている、もしくは持っている目的や目標、スタンス(「魂の目標」とも言われる)があります。

自分はこういう人間だ、このように生きることがモットーだ、など、それは個人により様々ですが、誰でも生きるうえで達成すべき、維持すべきスタンスを持っているのです。

例えば、「自分は善人である」「成功する人間である」というのもスタンスですし、「音楽が好きだ」「スポーツが好きだ」というのもスタンスです。


人は個人個人によって様々な独自のスタンスを持っているものですが、もしも何かを続ける、またはやめるかを決めなければならない段階にいたならば、その判断基準を自分のスタンスにすると良いでしょう。

要は、自分がどうしたいか、どうなりたいかを明確にすることです。

その会社や学業、趣味で本当に心から成功したいと願うのか?

それは何に代えても最優先したいことなのか?それを続けることが本当にそれを実現することに役立つのか?そして本当にそれが最良の方法なのか?

例えばブラック企業で自分をすり減らしてしまうような人は、このようなスタンスを持っていません。もしくは、自分の持っているスタンスに気づいていないか、自分のスタンスよりも他者の意見を尊重してしまう、自分のスタンスを曲げてしまい、他者に従属する選択をしてしまっている人です。

自分の感じ方というのはとても大切なもので、たとえ同じ境遇に置かれていたとしても、目的やスタンスに適う環境ならば、存外人間は厳しい環境でも耐えられるものです。

スポーツで勝ちたいと心の底から願っている人であれば、どんなにつらいトレーニングにも耐えられてしまうものですが、科学者になりたいと心の底から願っている人間の場合、同じようなトレーニングを強要されれば身体を壊してしまうでしょう。

スポーツ家には厳しいトレーニング環境を好意的に見ることができますが、科学者になりたい人には厳しいトレーニング環境を好意的に見ることはできません。

スポーツ家がこの環境でトレーニングを続けていれば大成し、夢が叶うかもしれませんが、科学者がいやいやながら努力してトレーニングを続けたとしても、成功できない可能性が高いのです。


自分がどんな生き方をするか?それを決める決定権を持っているのはあなた自身であり、スタンスというは、たとえ他者から行動を強制されても、かんたんには変えられないものです。

例えば誰かを傷つけることを強要されても、「善人である」人間なら、その命令に強い反感を抱くでしょうし、「自分が得をすることを優先する」ことをスタンスとしている人なら、人を傷つけることにも躊躇がないかもしれません。

たとえ同じ境遇に置かれたとしても、このように、個人が持っているスタンスによって判断は別れます。

今の努力を続けることが自分のスタンスに適っているか?大成したいことに繋がるか?を判断基準にすることがとても大切です。

もし自分のスタンスと合っていないと感じるならば、思い切ってやめる勇気が必要です。


ただし、誤解してはならない点があります。

それは、続けること、やめることを決定する基準としているスタンスが、具体的にどのようなものであるかを知っておくことです。

人間はたったひとつしかスタンスを持っていないということはありません。大抵は複数のスタンスが絡み合い、複雑な判断基準を持っているものです。

例えば、「人から命令されることが嫌い」「大成するスポーツ家になる」というふたつのスタンスを持っていることがあります。

この人はコーチから指導されることに反発心を感じます。とくに頭ごなしに偉そうに命令ばかりしてくるコーチにとても強い反発心を持っています。

命令に従って続けているトレーニングもとてもきついですが、しかしそのコーチの指導が非常に理に適っており、結果を出せる天才的な指導ができるコーチであれば、この人はどのような選択をすべきでしょうか?

このムカつくコーチに指導を仰ぐことをやめるか、それとも歯を食いしばって続けるか。


この人の最大の問題点は、判断基準となっているスタンスが、「大成するスポーツ家になる」よりも、「人から命令されることが嫌い」というスタンスを優先してしまう可能性があることです。

「人から命令されることが嫌い」というスタンスを優先したいなら、「大成するスポーツ家になる」というスタンスを捨てる必要があります。

もしもこの人がコーチに強い反発心を抱いているとしたら、それは「人から命令されることが嫌い」だからです。

もしも、「人から命令されることを嫌う」スタンスよりも、「大成するスポーツ家になる」ことを最優先したいならば、「人から命令されることが嫌い」な自分は変えなければなりません。

この人は、「大成するスポーツ家になる」よりも、「人から命令されることが嫌う自分」が大切なのでしょうか?果たしてどちらの方が本当の自分の目標なのでしょうか??

このように自分自身を観察する、自己分析を行う、自分のスタンスを知っておくことはとても重要です。

もしも自己分析ができていなければ、自分が本当はどうしたいのか?なにを優先するべきなのかが見えてきません。

反発心を抱いて「辞める」決心をしたとしても、それが「人から命令されることが嫌いだから」という理由であるなら、大成するスポーツ家になることは大変難しいでしょう。

そして、「人から命令されることを嫌う」スタンスはその後の人生でも、永遠について回るようになります。たとえ居場所や努力する場所、職場や環境が変わっても、「自分に命令する人」からは永遠に逃れられなくなるのです。

「人から命令されることを嫌う」自分自身から逃れることは永遠にできません。

このスタンスを最優先するために様々な事から逃れようとすればするほど、自分の居場所はどんどん狭くなり、八方塞がりになってしまいます。

やめるか、続けるか、新しく始めか。

正しく判断をするためには、何を優先するべきか?そして、それが本当に自分のスタンスに適っているか?自分の優先したいスタンスは何なのか?を知ることが大切なのです。

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